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09月06日-02号

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  1. 新富町議会 2018-09-06
    09月06日-02号


    取得元: 新富町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-12
    平成 30年 第08回定例会(09月)─────────────────────────────────────平成30年 第8回(定例)新 富 町 議 会 会 議 録(第2日)                           平成30年9月6日(木曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第2号)                       平成30年9月6日 午前10時00分開議    日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(14名)1番 櫻井 盛生君       2番 大木 俊二君3番 吉田 憲市君       5番 永友 正章君6番 増永 逸雄君       7番 中山 英雄君8番 阿萬 誠郎君       10番 髙野 賢治君11番 倉永 豪修君       12番 丹  邦敏君13番 圖師 孝一君       14番 永友 繁喜君15番 三浦 千尋君       16番 吉田 貴行君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 東  良一君       書記 福重 和泉さん──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 小嶋 崇嗣君  副町長 ………………… 揖斐 兼久君総務課長 ……………… 青木 和宏君  総合政策課長 ………… 池田 真二君まちづくり推進室長 … 比江島信也君  財政課長 ……………… 平井 康博君基地対策課長 ………… 宮武 祐二君  税務課長 ……………… 宮本 芳幸君町民課長 ……………… 齊藤 隆文君  いきいき健康課長 …… 山本 茂人君福祉課長 ……………… 若木家浩順君  産業振興課長 ………… 平塚 貢一君農地管理課長 ………… 壱岐  進君  都市建設課長 ………… 今村 行信君水道課長 ……………… 長友 一彦君  会計管理者会計課長 … 道下 秀人君教育長 ………………… 米良 郁子さん 教育総務課長 ………… 河野佐知子さん生涯学習課長 ………… 出口 敏彦君  農業委員会事務局長 … 壱岐  進君町代表監査委員 ……… 坂東 啓男君                    ──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(櫻井盛生君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしておりますとおり一般質問となっております。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(櫻井盛生君) 日程第1、一般質問を行います。 質問順番にこれを許します。 5番、永友正章議員の質問を許します。永友正章議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、1番バッターとして質問させていただきたいと思います。 今週、日本列島を通過した台風21号は、幸い本町には大きな被害がありませんでしたが、大阪府をはじめ各県に農産物や建築物等に甚大な被害がありました。また、きょうも北海道で大きな地震があり、被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。 では、さきに通告した6つの質問を行います。 初めの質問として、農業及び林業政策について伺います。 農作物の場合、基本的に自然を対象にするため、日照や気候、降雨量など、気象状況に左右されやすく、また、需給関係や投資の影響による市場の価格変動もあり、収入の安定に欠ける面があります。今後、日本の人口はだんだん減っていくと予想されていますが、世界的に見ると、農地の不足、食料不足の国が多く、将来的にそれぞれの国が輸出を制限する可能性もあるとともに、2050年の世界の人口は90億人になると言われ、食料危機になるのではと懸念されています。 今、日本はカロリーベースで食べ物の60%以上を輸入に頼っており、先進国の中でも圧倒的に自給率が低いのが現状です。日本の自給率をできるだけ上げることが一番の課題だと思います。食料自給率を上げるためには農業就業人口を増やすことが重要で、そのためには若者の農業離れを食いとめることが必要不可欠です。将来、日本国民に対し、安心安全な農産物を供給できるか心配するところです。 また、国内の食料を支える農家の高齢化や耕作放置問題など、農業の生産現場は厳しい状況にあります。ここ数年、スマート農業をいかに浸透させていくかに注目が集まっています。スマート農業とは、ドローンやロボットなどのIT技術を農業に導入することで農産物の生産効率を上げる農業のことですが、農業は自然が相手で、完全に生産性をコントロールするのは難しいことです。しかし、最新技術を導入することによって、労働力の軽減や人手不足を解消することができれば、これまでの農業に対するネガティブなイメージを覆すこともできるのではないでしょうか。 その中で、2020年には東京オリンピックパラリンピックが開催されます。そこで、メディアの報道で、多く、GAPという言葉が飛び交います。そのGAPの基本的な考えについて伺います。 次に、農家の所得を上げていくには、一農家だけでやっていくのは効率が悪く、経費もかかってしまいます。そこで、法人化を含め、農家の組織づくりについて伺います。 次に、農産物の鳥獣被害の現状と対策について伺います。農産物の鳥獣被害については、前にもある議員が一般質問ではありましたが、その後の実情、対策について伺います。 次に、平成31年度税制改正において、森林環境税の創設が決まりました。新富町における民有林等の整備はどう変わっていくのか気になるところです。そこで、森林環境税について伺います。 次に、まちづくり事業について伺います。 まずは、まちづくり事業の現在の進捗状況について伺います。 次に、テゲバジャーロ宮崎誘致について伺います。テゲバジャーロ宮崎は、一時、JFL16チーム中最下位で、J3を目指すのは難しいなと思っていました。現在は、メンバー補強等で3位に浮上して驚いているところです。ここまできたら、このチャンスを生かし、宮崎県初のJ3昇進を目指していただきたいと思っています。そこで、今後のテゲバジャーロ宮崎の誘致をどのように進めていくか伺います。 次に、姉妹都市提携について伺います。 姉妹都市提携は、お互いの関係性が特別になることで異文化交流が活発になり、自治体に文化的・行政的・経済的効果をもたらし、提携先から先進的な行政施策に関する情報を入手し、導入することができると考えます。前町長の任期中は、姉妹都市提携については余り積極的ではありませんでしたが、私は積極的に姉妹都市提携に取り組むべきだと考えています。小嶋町長は、姉妹都市提携について、今後、取り組む考えがあるのか伺います。 次に、富養園跡地の利活用ですが、6月の定例会で、災害時の避難所や災害救助、復旧活動の拠点として、平常時はスポーツ等に活用したいとの答弁がありました。富養園跡地の今後の事業計画について伺います。 次に、学校教育について伺います。 今年度、上新田学園は小中一貫校になりました。その中で、小学生低学年の水泳教室は、旧小学校のプールで行われました。炎天下の中、歩いて往復するのは大変ではないかと感じました。今後、上新田学園のプール改修工事が予定されていますが、来年には間に合わなく、旧小学校プールで水泳授業を行うことになります。小学生の授業に影響はないかと思い、上新田学園のプールの授業について伺います。 次に、児童の運動二極化について伺います。現在、行われている学校での健康づくりの取り組みについて伺います。 次に、町が主催する各スポーツ大会について、町が主催するスポーツ大会の現状と課題について伺います。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) おはようございます。 改めまして、永友正章議員の御質問にお答えをしたいと思いますが、まず冒頭、今回の台風被害、そして、けさ起こった地震の被害の皆さん、そして一日も早い復興を願いたいと思います。 それでは、質問にお答えをしていきたいと思います。 まず、GAP(農業生産工程管理)につきましては、東京オリンピックパラリンピックを契機といたしまして、さまざまな取引において認証取得を要求される場面が増加されることが想定をされております。また、GAPの取り組みは、農業生産における持続的な経営改善活動であり、県でも、GAPが基本的な取り組みとなるよう推進をしているところであります。このため、県では、平成29年度より新たに県認証「ひなたGAP」をスタートさせ、あわせてJGAPの国際水準GAPに対応した指導者及び審査員を育成しているところであります。本町におきましては、平成30年度のGAP指導員育成研修に4名の職員が受講することとしており、農家への指導・助言体制を整えております。 次に、農家の組織づくりについてでありますけども、本町におきましては集落営農組織、農業法人、農作業受託組織等が多数結成をされております。今後、農業従事者の高齢化や農家減少に対応するためには、農業経営の大規模化を図るとともに、農業の法人化等を行いながら対応をしていかなければならないと考えております。 次に、農作物の鳥獣被害についてでありますけども、本町においては、猿・イノシシ・鹿等により、甘藷・大根・飼料用トウモロコシ・スイートコーン等に被害が発生しております。猟友会の会員の協力により、有害鳥獣駆除班を3班構成をし、年間を通じて駆除を行っているところであります。 次に、森林環境税についてでありますけども、森林吸収源対策に係る地方財源を確保するため、森林環境税──これは仮称になります──及び森林環境譲与税──これも仮称になります──が創設をされることとなっております。森林環境税は、所有森林に無関心な所有者への働きかけといった施策を講じることにより、市町村が主体となって実施する森林整備に必要な財源に充てることとされております。 次に、まちづくり事業についてであります。 今年度については、事業区域の用地の先行取得を図ることとしており、現在のところ、地権者のほとんどの方から同意をいただいているところであります。また、スポーツ公園として整備をする事業区域の南側エリアについては、Jリーグ基準のスタジアムを誘致を可能とするため、多目的広場の整備を今年度に行うこととしております。民生安定施設の助成として実施するフットボールセンターの整備については、来年度から事業実施できるよう九州防衛局と調整をしているところであります。 テゲバジャーロ宮崎の誘致につきましては、現在のところ、クラブチームの本拠地となるスタジアムの町内誘致を初め、さまざまな連携に関する協議を重ねており、本町とクラブチームの包括的連携協定の調印を、本9月議会終了後に行うよう調整を進めているところであります。 次に、姉妹都市の提携につきまして、お答えをいたしたいと思います。産業や文化交流等さまざまな分野で提携があるようですけども、現在のところ、まだ検討をしております。 次に、富養園跡地の利活用につきましては、平成29年度に宮崎県が施設の解体工事を完了し、平成30年度から3年間、町が地域防災広場として使用することで、県と町で無償貸し付けの契約を結んでおります。今後は、災害時の避難場所、資材置き場等の災害対策に利用するほか、日常的には町民の皆さんのスポーツ、レクリエーションなどに利用していきたいというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 永友議員の御質問にお答えいたします。 学校教育について。 初めに、上新田学園のプール授業についてですが、小中一貫校として4月から開校いたしましたが、水泳に関する授業は水深等の安全面を考慮し、小学1年生から4年生までは旧小学校のプールにおいて、2校時続き授業として実施いたしました。5年生、6年生は中学校のプールを使用いたしましたが、その際、担任以外に補助指導の教諭を1名加え、安全対策を行ったところです。今年度、中学校のプール建設に向けての実施設計を行いますので、小学生から中学生までが利用できるよう検討してまいります。 次に、児童の健康づくりについての御質問ですが、現在、内科医、歯科医、高鍋保健所と学校及び行政側としていきいき健康課、教育委員会による協議の場を設けております。協議の内容としましては、肥満や虫歯、歯周病、喫煙問題等、将来、生活習慣病につながる要因等について協議をいたしております。現状や課題を共有し、将来を見据えた健康教育と習慣を身につけるため、関係者が連携しながら、今後も子どもたちの健康づくりを推進してまいりたいと思っております。 次に、町が主催する各種スポーツ大会の現状と課題については、現在、自治公民館ソフトボール大会自治公民館ミニバレーボール大会等、6つの大会を町主催で開催し、約1,300名程度の町民の皆様が参加しておられます。平成20年度当時は、自治公民館ミニバレーボール大会自治公民館バレーボール大会フレンドリーミニバレーボール大会と、バレーボールだけでも、現在の1大会に比べ3大会が開催されておりました。また、しんとみレガッタにおいては、最多で57クルーのエントリーがあるなど、各種大会がそれぞれ盛大に開催されていたようです。 以上のように、参加団体、参加人数の減少が課題となってきております。高齢化、人口減少という物理的な課題も踏まえ、これまでの事業の検証を行い、できるだけ多くの町民が参加しやすい大会となるよう、競技種目や実施日時、会場等について、関係団体・課内で十分に検討し、生涯スポーツの推進に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 5番、永友正章議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、最初にGAPについてお伺いをしたいと思います。 GAPというのは「Good Agricultural Practice」ということで「よい農業の実践」という頭文字ですけど、これ、何か抽象的でわかりにくいんですけど、承認取得の要件とか定義、取り組み、チェックの内容をお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) お答えをいたします。 アグリカルチャー・プラクティスということで、直訳、本当は「規範的な農業運営実践」という意味にはなるんでしょうけども、農業生産工程管理というか、ちょっと難しい名前になっているなというふうには認識をしています。 GAPとは、食品安全、環境保全、労働安全、持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みで、GAPとは、第三者機関にGAPが正しく実施されていることの確認が必要となります。GAPにおきましては4種類、「GLOBALG.A.P.」「ASIAGAP」「JGAP」、そして今、宮崎県で推進をしている「ひなたGAP」の4種類があるということになっております。第三者機関が認定をするということで、そこの承認を受けるということに違いがあるというふうに、それぞれの機関で承認する機関が違うということが違いだと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、GAPを取り組むことで経営改善効果っていうのはどのくらいあるのか、お伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 適正な農業管理が、まず確立ができること、品質向上、資材の不要在庫の減少、あとは農業事故の減少等だったりということにあります。第三者が審査して証明することにより、見える化、要は見えなかった行程というのが、消費者の皆さんだったり、受け入れる側の皆さんに見えることによっての安心感だったり、選択をしやすいというような状況が生まれるというメリットがあるというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 先ほど町長が言われたとおり、GAPにはいろいろあって、グローバルGAP、ASIA、Japan、ひなたがあるということですけど、それぞれの特徴があれば教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。
    ◎町長(小嶋崇嗣君) 品目だったり審査料が、まず一番大きく違ってくるんだというふうに認識をしております。 審査料に関しては、グローバルGAPが大体25万円から55万円に審査員の旅費というのがかかってまいります。ASIAGAPについては10万円が審査料で、審査員のまた旅費というのがかかってまいります。ひなたGAPは、平成30年度までは無料でございます。JGAPについても10万円の審査料がかかる。JGAPとASIAGAPに関しては、JGAPが認証するということになっているというふうに思っています。グローバルGAPが214項目、ASIAGAPが161項目、JGAPについては120項目、ひなたGAPについては63項目となっており、オリンピック・パラリンピックに全てのGAPが対応しております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) ひなたGAPについてですけど、平成30年度までが無料ということですが、それ以降はどういうふうになっているか、お伺いしたい。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) その後は聞いておりませんので、確認をしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、GAPに対して、国、県、または町から、関連予算等があれば教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当課に答えさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) GAP関係の予算ですけれども、県のほうで2種類の予算が確保されております。 1つ目が新宮崎版GAP緊急拡大事業ということでありますけれども、中身としましては、GAP認証取得にかかわる審査とかコンサルタントの費用、環境整備等に関する経費の助成がまず1つあります。2つ目としましては、国際水準のGAPの指導者及び審査員を育成するための研修の実施等があります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、町内の農家のことについて伺いますけど、町内の農家の中で、このGAP取得に対して動きがあるのかないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) お茶農家さんが1軒、GAPをとっているというふうに聞いております。あとは農協の茶工場がGAPをとっているというふうに認識をしております。また、加速をさせていかなきゃいけないというふうには認識をしております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) さっき、GAPの青果物の、GAPの取り組み項目があります。その中で新富町に関する青果物があれば、主なものだけでいいですけど教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) GAPの関係の、新富町における生産物関係についてという質問ですけれども、GAPにつきましては、ほとんどの農畜産物に関して取得ができる制度になっております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、県の研修で4人ほど指導員というか、受けられたということですけど、今後の推進と指導体制について、どういうふうに行っていくのか伺います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁させます。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) 今後の推進関係ですけれども、先ほど説明しましたように、平成30年度で4名の産業振興課の職員がGAPの指導者の育成の研修を受講いたします。この受講が終わりましたら指導体制が整ってまいりますので、あとは農業改良普及センターとか農協等と十分連携をとりながら、GAPの推進をしていきたいと考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) GAPについては、これで終わりたいと思います。 次に、農家の組織づくりですけど、過去5年間の農業法人の推移をお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁させます。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) 農業法人関係の推移ということでありますけれども、農業委員会に届け出がされている法人数で報告をさせていただきますと、平成26年の12月時点で8社であります。平成30年の9月時点で12社になっております。このほか、農業委員会に届け出が必要でない法人等が4社、それと共同利用会を行っている任意組合が相当数ありますけれども、この数については、ちょっと数の把握はできておりません。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) なかなか、法人をつくるというのは難しいことだと思いますけど、この法人をつくるに当たって、デメリットとメリットがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 経営の方針だったり、どういう状況でということで、あんまりメリット・デメリットということは、実はふさわしくないのかなというふうには感じているんですけども、一般論として言えば、法人化をすると事務手続が煩雑になるとか、例えば赤字経営になったときに、法人税の定額分については支払わなきゃいけないとかということだとは思います。あとは、それぞれの経営規模だったり、業務形態だったりによって、メリット・デメリットというのは変わってくるんだろうなというふうに認識しております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) わかりました。 それで、法人設立するために、どういうことが問題で設立できないのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど申し上げましたとおり、法人をつくりたいけども事務手続が煩雑だとか、会計のやり方が複雑になるとか、複式簿記に、商業簿記になって複雑になるとかいうような条件でなかなか手が出ないということもありますし、人数の関係、職員だったり自分のところで働いている人の数だったりということで考えをとどまるとかということがあるんだというふうには認識をしております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、農業生産組織の普及の考えということで、栽培、苗の植え付を共同でやったりとか、機械を共同で買うとか、施設を共同で利用するとか、そういう組織をつくっていく考えはないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これは、ずっとお話を差し上げている農業公社だったりということを考えていると、今、検討をしているということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) ということは、農業公社設立の中で、そういう事業を行っていくということで間違いないですね。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 前回の議会でも就任当初も申し上げましたとおり、農業公社の目的というのが数点あります。1つは新規就農者の育成、そして既存農家の皆さんの業務の受託作業、あとは広報、制度だったりいろんな手続上の広報活動、あとは経理事務手続の代行というふうなことを考えておりますので、先ほどおっしゃられたとおり、含まれるというふうに考えながら検討していきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) この農業公社の設立ですけど、さっきGAPの話したんですけど、GAP推進との関連はどう考えるんですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろんGAPが今から先、国際化の中で、輸出を担うだったり、もちろん国内消費を喚起していくということを考えれば、GAPも取り組みながら推進をしていかなきゃいけないというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) では、次の質問に移りたいと思います。 鳥獣被害についてですけど、過去5年ぐらいの被害数と被害額をお伺いしたいと思います。3年でもいいです。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) ただいま、3年分ぐらいの被害額ということでお話がありましたけれども、非常に申しわけありませんが、ちょっと手持ちの資料が29年度の被害面積と被害額で、お答えをさせていただきたいと思います。 まず、イノシシの関係の被害面積が148アールで、被害金額としまして228万1,000円です。鹿による被害面積が13アールになります。被害金額が7万9,000円です。それと、猿による被害が、被害面積としまして82アール、被害金額としまして212万3,000円になります。あと、アナグマによる被害関係が、面積としまして17アールの、被害金額78万円というふうなことになっております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 今の数字ですけど、減っているのか増えているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) 被害面積と被害額につきましては、ここ数年、一応、有害鳥獣の駆除とかそういったことで非常に駆除の効果が出ておりまして、面積ないし金額とも減少傾向にはあります。ただし、新富の場合、特例としまして猿の関係が非常に毎年、発生をしておりまして、これにつきましては若干上昇傾向にはあります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 近年、アナグマの被害が多いと聞いています。私もお茶屋さんで働いていたときに、通路に大きな穴をあけて、機械に乗っていたんですけど事故に遭う前でした。そこで、アナグマに対しての対策はどういうふうにとっていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(平塚貢一君) アナグマの関係ですけれども、アナグマにつきましては猟銃による捕獲がほとんど不可能であります。このために、箱わなで捕獲をしているのが現状であります。箱わなにつきましては町で所有をいたしておりますので、各被害に遭われている希望者には貸し付けを行っているところであります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、補助事業について伺いますけど、新たな補助事業が、県、国、町においてあるのかどうか伺います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 県におきましては、ジビエ料理に対して、鹿とイノシシに関しては補助金というのがございます。あとは、ほかの部分、アナグマ等については、平成28年度の時点で補助が出なくなったということで、県に対して、国に対して、しっかり対応するようにということを、毎年、要望としては出させていただいております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、森林環境税について──仮ですけど──伺いたいと思います。まずは、新富町の森林の面積はどのくらいあるのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 森林面積が1,239ヘクタールで、大体20%ということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) その中で、民有林の整備の課題があると思いますけど、どういう、今、課題があるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 所有者、権利者が高齢化等により、なかなか管理が行き届かなくなったというところが、やはり増えてきているという感想があります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、県が森林税、500円ですかね、とっています。それと、今度、国から助成がある環境森林税ですか、それの関連性はどういうふうになっているんですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 県の環境税と用途に関しては4種類ぐらい用途があったんですけども、これが今度、新しく創設される部分とかぶる分が出てきます。このかぶる分を適切に、今、県がどういう用途にするかということを仕分けをしながら、重ならないようにということで、今年度中に事業設計をし、きちんと市町村に伝えるということになって、今、検討をされているという状況であります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、各年度の譲与金と譲与割合の金額についてお伺いをしたいと思います。新富町。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) まだはっきりと確定をした数字ではありませんけども、譲与税は、基本的には31年度から譲与税が開始をされます。45年度、平成じゃなくなるんですけど、45年度には100%分が来るということで、基本的には31年度に200万円程度、マックスでも新富町の場合は700万円程度ということで、あくまでも試算でありますけども、試算という数字が出ています。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 31年度からの譲与額の補助があるということですけど、本町における事業、どういう事業をやっていくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的には、県、国のどういう使途で使えるかというのが決まってから、新富町でどのようなことをするかということがしっかり決まっていくんだろうなというふうに考えておりますけども、やはり高齢者だったり、もう管理ができないというような部分について、町が主体的に管理をどうしていくとか、委託をするとかというふうな事業に対して費用を使っていくというふうに、これは法律に決められていますので、そういうふうな形で使っていくことになろうかと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 効果的な使い方をしていただきたいと思います。 次ですけど、まちづくり事業についてお伺いしたいと思いますが、土地の評価額が決まりましたけど、平均して、反当どのぐらいの金額になっているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) まちづくり推進室長。 ◎まちづくり推進室長(比江島信也君) お答えをいたしたいと思います。 6月から7月にかけまして実施しておりました事業用地の不動産鑑定委託の実績におきまして、農地が、反当とおっしゃられましたけど平米で答えたいと思います。平米の、約1,800円から2,800円の間、宅地及び宅地見込み地並びに用途地域内につきましては約5,000円から2万1,000円、その他の用悪水路等が約1,100円から2,400円というような評価内容でした。いずれも区画の形状やその面積または立地状況、国道に近いかとか接道状況だったりとか、そういったことによって評価額に差が生じてまいります。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 今、町では、県道川床~日向新富停車場線ですか、それの南側のスポーツ公園エリア、北側のエリアを一括して購入を考えていますけど、別々に購入した場合、どういった影響が出てくるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。
    ◎町長(小嶋崇嗣君) 別々に購入した場合の影響ということであります。事業用地が、一つは地権者が一緒のところを持っている方々が多いということ、そして事業推進をするに当たり、もう事業をする場所というのが決まっていますので、しっかり用地を確保しとかないと悪意の第三者が入って事業の推進に支障を来すおそれがあるということで、一括で購入をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それでは、7月に町民説明会で整備の方向性を町長が出されましたけど、南側はスポーツ公園として整備し、民生安定施設整備事業を進めていくと。北側については航空資料館は行わない、他の施設については再検討中ということで間違いないですね。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) はい、検討しているところであります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 北側エリアですけど、いつ頃をめどに実施内容を出せるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 前回の議会でも多分お答えをしている、全員協議会の中でもお答えをしているんですけども、2年程度をかけて、きちんとつくっていきたいというふうに思っています。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) できるだけ早く示していただきたいと思いますので、そこの辺、努力していただきたいと思います。 北側エリアですけど、民間投資をしていくということですが、温泉があったり物産店があったりとかいろいろありますけど、そこら辺の内容は変わるのか変わらないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 1点だけ、お話をしときたいと思います。 今回、サッカーグラウンドができるということと、サッカースタジアムをつくっていただきたいということと、フットボールセンターができていくというのが南側エリア。じゃあ北側エリアに、今、計画があったとおり、そのまま、航空資料館を抜けた部分についてはつくっていくのかという質問だと思うんですけども。この事業効果によって、民間が、例えばここに直売所を運営したいとか温泉施設をつくりたいっていうときに、じゃあ補助事業で事業計画というのをつくってしまうと、補助事業でその事業というのをやっていかなきゃいけない。土地っていうのがここにあって、民間がやりたいっていうときに建てていただければ町民の負担がなくなるということを、しっかり今、検討をさせていただきながら、どういう施設がいいのかなというある程度のものは町側として考えなきゃいけないというふうには思っていますので、どういう施設がふさわしいのかということについては、きちんと検討をしてお示しをしたいというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) そういう意味で、2年間ぐらいの余裕をくださいということで理解していいですか。 それでは、テゲバジャーロの誘致についてお伺いしたいと思います。まずは、きのうのテレビで、テゲバジャーロ宮崎との提携をしたという放映があったと聞いています。そこら辺はどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 報道は、提携に向けて大筋で合意したという内容だったとは思うんですけども、お話をしているのは、9月議会終了後、きちんと議決を経た後に協定を結ばせていただきたいというお話で大筋合意をしたということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) その場合、議会のほうにも事前説明が、その提携内容の説明があるのかないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) はい、もちろん説明を差し上げたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) では、テゲバジャーロ宮崎のスタジアム建設ですけど、建設に当たって、土地は賃借ということでなっていますが、スタジアム建設で町の予算の投入があるのかないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) スタジアム建設自体に、この町の予算の投入は考えておりません。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 県の陸上競技場が、今度、山之口にできるということで、その中でJ2誘致の話がちらっと出ていたと思うんですけど、テゲバジャーロ宮崎が仮にJ2になった場合、新しくまたスタジアムを建てるということで、向こうはもう観客席はクリアしているということで、向こうに移るということはないのか、お伺いしたい。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) テゲバジャーロ宮崎のことも少し話をさせていただきましたが、新富町にホームを置くということの意思には全く変わりがないです。 そしてまた、先ほど申し上げましたとおり、9月以降に連携協定を結び、その中でもホームゲームの回数だったり、どういうふうに新富町をホームとしてやっていくかということについても少し考えていきたいというふうに思っていますので、そこについては大丈夫だというふうには思っていますが、県西地区で例えば試合をするとかということは、もしかしたら考えられるし、宮崎県全体の機運の高まりということを考えれば有効な一つだろうというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) ということは、テゲバジャーロがJ2に上がった場合でも、新富に残るということで理解していいですね。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) はい。もちろんそのように考えていますし、J2じゃなくてJ1に行こうというふうに考えておりますので、J2ではなくてJ1まで、新富町のホームで戦っていただきたいというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) テゲバジャーロはこれで終わりたいと思います。 次に、姉妹都市提携についてですが、姉妹都市提携については考え中ということで理解していいですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) なかなか姉妹都市というのが、じゃあ姉妹都市になってくださいと言ってなるものではなくて、それまでの歴史的なつながりだったり、いろんな部分で提携をするものだというふうに考えていますので、そこにふさわしい市町村だったり、ふさわしい海外都市等々があったときに初めて、じゃあお互い姉妹都市を提携しようかということになるんだろうというふうに思っていますので、自然体で構えたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) それで、毎年、全国で台風とか豪雨、大きな災害が起こっています。また、いつ起きてもおかしくない南海トラフ大地震の懸念もされています。やはり、一市町村だけでは災害時の各種応急復旧活動が遅れると思います。そこで、全国でも多くの市町村が広域防災応援協定を提携しているのが現状です。本町も広域防災応援協定の締結を考えていく必要があるのではないかと思っていますけど、そこ辺についてお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) そうですね、職員だったり、今回も、新富町といたしましても東広島市のほうに、この間の豪雨災害で、10月から派遣をしようということで決めさせていただきました。 大規模災害の職員等の派遣だったり相互応援に関する協定というのを、実は新富町も21、ほかの20町村と結ばせていただきます。これは、6基地協議会というのを持っています、新富町も。6基地協議会の関係市町村が、この大規模災害における相互協定というのを結んでおります。今回の地震、先ほど、朝に、千歳市と苫小牧市のほうに連絡を差し上げて、この協定に基づいて、大丈夫ですかということを連絡を差し上げたところであります。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 21ということで、安心しました。これについては、一応、終わりたいと思います。 次に、富養園跡地の利活用について、お伺いしたいと思います。 現在、富養園の跡地は建設物等が撤去されて、ブルドーザーで整地されています。そのことによって、以前あったグラウンドの場所が、大きな石とか出てきています。今までソフトの練習を行っているチームが、危ないのでどうにかならないかという相談がありました。このソフトボールチームは、グラウンドの草刈りとか整備しながら練習を行っているわけですけど、そこら辺の整備はできないか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 無償で新富町が、今、借り受けをしているということになります。もちろん、町民の皆さんにどのように利用していただくかと、今は災害だったりということで、一応、避難をしていくとかっていうことで考えているんですけども、またあそこをきちんと何らかの形で整備をし、多目的に使っていただけるような形にはしていきたいというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) できれば、全体でなくてもいいですから、ソフトの練習ができる70メートルとか、そういう感じでやっていただければありがたいと思います。これについては、以上です。 次に、学校教育ですけど、来年まで旧小学校のプールを使うということですけど、これは私だけかもしれませんけど、プール授業の後は疲れて眠くなった記憶があります。低学年の小学校には、水泳の授業に加え、旧上新田小学校を歩いて往復するのは大変ではないかという感じがします。そこで、何らかの対策はないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 本当に子どもたちには大変な負担をかけてはいるわけでございますが、学校側と話し合いをしました結果、低学年は水遊びということで、標準時数が10時間でいいわけですけど、ことしは大幅に、十五、六時間は確保できたということで。そして一番気を使ったところは熱中症対策ということで、朝、2、3校時を使って、2時間続きで実施をしたというところです。水筒も持たせて、議員が言われるように、低学年の子どもたち、帰りが大変じゃないかなという気はいたしますけれども、その辺は頑張って、来年も、あと1年になりますけれども、何とかプールの授業が、水泳の授業が実施していただければというふうに、学校にはお願いをしているところでございます。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) できるだけ、何か対策していただくとありがたいなと思います。 それで、次に児童の運動二極化についてですけど、今は運動する人としない人が、もう極端になっているということで、運動する人はする、1日1時間もしない人が多いということで問題になっています。その中で、各学校で体力測定とかやっていると思いますけど、体力測定の現状をお伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 各学校は児童生徒の体力、それから運動習慣を把握するために、そして指導の改善に役立てるということを目的といたしまして、2008年度から体力テストを実施いたしております。対象は、小学5年生と中学2年生でございます。内容は、8種目、握力、上体起こしだとかボール投げ、シャトルランだとか、そういった8種目を実施しているところでございます。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 体力測定を行う目的とか、今度は、今後どういう取り組みをやるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) その状況について少し説明をさせていただきます。 目的は、今、申し上げたとおりでございますが、この10年間で、宮崎県は小学校、中学校とも全国平均を大変上回っております。小学校は男女とも九州で第2位、そして中学校の女子は九州内で1位、男子は3位の状況にあります。 その中で新富町はどうかといいますと、新富町の子どもたちも、大体、県平均でいっております。中学校は県平均を上回っておる状況でございます。その中で特によかったのが、小学校では握力、ボール投げ、前屈、こういった点が非常にすぐれております新富町の子どもです。それから、中学校では握力、50メートル走がいい成績で出ております。中でも上新田小中学校は県平均を大変上回っているということで、2年連続、体力づくり優良校として、県教育委員会から表彰を受けているところでございます。 対策まで言ったほうがいいですか。(「はい」と呼ぶ者あり) 二極化という言葉が出ておりますが、1週間の中で60分以下、ほとんど運動をしない生徒、これが全国的にも非常に二極化になって、特に中学生ですね、中学生が二極化が進んできております。特に女子がその傾向が強いんですが、新富町も見まして、やはり、小学生はそんなにないんですが、中学生で少し二極化が進んでいるなと、部活をする子、しない子。する子は週に2時間以上やっておりますので、そういった傾向が見られるなと。 そのために、どんな対策をしているのかについて少し説明をさせていただきますが、各学校、この体力テストを受けて、体力向上プランというものを毎年提出していただいておるわけですけれども、やはり体育科の授業を充実させると、これが一番だと考えております。運動が好きという子どもは、やっぱり得意です。体育の授業の中で好きという、楽しいと、体育が楽しいという子どもを増やすということ。苦手な種目を楽しみながら取り組めるような工夫を、どの学校もしているようですが、準備運動の中、補強運動、そういったところに得点の低かった種目、ボール投げ運動とか反復横跳びと、そういったものを毎時間繰り入れていくとか、それから運動場の固定施設、うんていだとか登り棒、そういったものを活用してサーキットトレーニングというのをつくって、全員に取り組ませると。 それから、体力テストの個人結果を各家庭に配付いたしております、どの学校も。そして、保護者と一緒に目標を決めさせて、各家庭において、体力づくりに取り組むように意欲を喚起している。そういった取り組み、こういった地道な取り組みを継続していくことが大事だなというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) わかりました。 運動は、することではなく、見たり、運動の話をしたりとかいろいろすることで関心を持って運動をしたりすることがあります。学校だけではなくて家庭でも、学校と家庭が連携して、子どもの体力向上につなげることが大事じゃないかと思っていますけど、運動不足によって不適切な生活習慣や、単に運動面にとどまらず肥満や生活習慣病の健康面、意欲・気力といった精神面などが、子どもの生きる力を身につける上で悪影響を及ぼすことになると心配します。そこで、学校と家庭が連携することの大切さがあると思いますので、そういうふうに進めていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 議員がおっしゃるとおりだと思います。 けさの宮日新聞に、WHOの、運動不足が世界で14億人という記事が載っておりました。世界の男性の4人に1人、女性の3人が、運動が不足していると。その中で、日本も30%が運動不足というのが新聞に出ておりましたけれども、いろんな糖尿病だとか心臓疾患、認知症、そういったものを引き起こすもとになると、私も含めてですけれども、こういったことにならないように、今、議員がおっしゃったように、子どものころから運動好きな子どもたちを育てていきたい。 議員もスポーツ推進員として、一生懸命子どもたち指導していただいておりますが、家庭と地域、学校が一緒になって、運動好きの子どもたちを育てていきたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) では、最後の質問に移りたいと思います。 町が主催する各種スポーツ大会についてですけど、ソフトボールとミニバレー、グラウンドゴルフとレガッタの参加チームはどうなっているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 生涯学習課長のほうでお答えいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(出口敏彦君) ただいまの御質問ですけれども、自治公民館のソフトボール大会は、平成29年度は23チームのエントリーでした。それから、しんとみレガッタも23チームのエントリーです。それから、グラウンドゴルフにつきましては、参加人数は170名ということであります。それから、ミニバレーにつきましては31チームのエントリーであります。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 前からすると、どんどん参加チームが減っているわけです。そこで、大会の見直しをすることが大事じゃないかと思います。その中で、結局はソフトボールは男性、ミニバレーは、大体、女性が行っております。そこで、もう1日でできるんじゃないかと思うんです、わざわざ2日使わないでも。そうすると、職員も休みがとれますし、職員のためにもいいんじゃないかと思いますが、そのことについてどうお考えか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(出口敏彦君) 先ほども教育長がお答えしましたように、できるだけ多くの町民が参加しやすい、そういう環境をつくるために、例えば競技種目でありますとか開催日時だとか会場等を、関係団体、それから課内で十分検討して、参加しやすい、そういう状況を整備したいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) これは、地区の世話人なんかにも負担がかからないのじゃないかと思われます。ぜひ、できるものはやっていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 それから、レガッタですけど、レガッタは23チームということで、前、多いときには70とか、そこぐらいはあったと思いますけど。どうしてもきついのがあるのかなというのが出ない理由かなと思っているんですけど、そこら辺をどういうふうに見直すのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(出口敏彦君) 調べてみますと、平成20年度は57クルーの参加があっています。昨年が23チーム、今年度はちょっと増えて、30チームのクルーが参加していただいております。したがいまして、私どももいろんな形でPRをして、少しでも大会が盛り上がるように、今年よりも1チームでも2チームでも多く参加してもらうような、そういう作戦を練って、次年度は対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 永友議員。 ◆議員(永友正章君) 一つの案ですけど、サンフーズさんが賞品を出して、協賛品ですか、出していただいています。そういう協賛品をとったりして盛り上げて、あとはできれば、消防団の夏期訓練がありますけど、そこら辺とタイアップしながらやっていくのも一つの方法だと思いますので、いろいろ考えていただきたいと思います。 以上で、質問を終わりたいと思います。……………………………………………………………………………… ○議長(櫻井盛生君) ここで暫時休憩します。何分間ぐらい必要ですか。時間も迫っていますので、5分ぐらいでいいですか。いいですか。(「10分」と呼ぶ者あり)10分ですか。それじゃあ20分から開会いたします。よろしくお願いします。午前11時09分休憩………………………………………………………………………………午前11時19分再開 ○議長(櫻井盛生君) 少々早いですけれども、休憩前に引き続き会議を開きます。 16番、吉田貴行議員の質問を許します。吉田貴行議員。 ◆議員(吉田貴行君) 私は、さきに通告した内容に基づき質問をいたします。 まず最初に、新田原基地の問題についてであります。 第1は、空調機、建具の取替について、この間、質問してきましたが、どのように改善が進んできたのか、また、制度設計はどうなっているのか答弁を求めます。 第2に、現在進められている防音工事は実態と合わないと感じていますが、町長はどう思っているのか答弁を求めます。 第3に、地上騒音対策について。この問題についても、この間、質問してきましたが、どう改善されてきたのか答弁を求めます。 第4に、NHK受信料の補助の見直しについて、町長の認識について、改めて答弁を求めます。 第5に、米軍の新田原基地使用について、年間最大、何日間使用できるのか、答弁を求めます。 第6に、戦時中の掩体壕の保存について、町長の考えをお伺いいたします。 大きな2つ目は、福祉問題についてであります。 第1に、聴覚障害者の対策について、磁気ループ(ヒアリングループ)の設置、活用の実施について、町長の答弁を求めるものであります。 第2に、重度心身障害者医療費助成制度について、通院も現物給付にできないのか答弁を求めるものであります。 第3に、旧中央公民館の活用について、どう考えているのか答弁を求めます。 大きな3つ目に、就学援助を受けてきた高校生の支援について、どう考えているのか答弁を求めます。 最後に、地域の伝統芸能の保存について、どう認識されているのか、答弁を求めるものであります。 以上、誠実な答弁を求めまして、壇上からの質問といたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 吉田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 空調機、建具の取り替えについては、防音工事により設置され、工事完了から10年以上経過し、現に、その機能の全部または一部を保持していない場合は、機能復旧工事の対象となります。また、復旧工事をお待ちいただいている世帯の早期解消を図るため、予算を重点配分するよう、国に対し、強く要望をしております。また、防音工事による空調機取替工事待機者への早期対応につきましては、現在、国と協議を行いつつ、国に空気調和機器機能復旧工事申し込みを行い、工事をお待ちいただいている皆様にどういう対応ができるか、国と相談をしながら、町で事業制度設計を行っているところであります。 次に、防音工事の見直し等については、第一種区域内に所在する全ての住宅に対し、防音効果が高く騒音軽減対策として有効な外郭防音工事を実施することと、第一種区域内に所在する告示後に建築された住宅への防音工事助成を速やかに行うことが必要と考えており、国に対しても要望を行っております。 次に、地上騒音対策については、新田原基地ではエンジンテストの消音のため、サイレンサー設置や防音壁などの設置の対策がとられておりますが、十分とは言えません。今後も、地上騒音の軽減を図るために、国に対し、要望を行って、まいりたいと考えております。 次に、NHK受信料補助の見直しについては、防衛省が会計検査院の指摘を受けて制度の見直しを行うものです。防衛省に対しては、制度の見直しにおける余剰予算を住宅防音工事関連予算に充当するよう要望したところであります。 また、騒音障害に苦しむ基地周辺住民の気持ちに寄り添い、助成対象者に対して、丁寧な説明を行うよう申し入れているところであります。 次に、米軍の新田原基地使用については、これまで新田原基地は、日米共同訓練、米軍再編に伴う訓練移転で使用されてきましたが、今年5月、米軍による空母着艦資格取得訓練に伴う代替飛行場として新田原基地の使用が加わりました。町といたしましては、新田原基地を使用する際は、米軍による事件、事故等の安全対策については、国の責任で十分な対策を講じること等、要望を行っております。 また、米軍の新田原基地使用については、日米共同訓練と米軍再編に伴う訓練移転で、56日間、米軍による空母着艦資格取得訓練に伴う代替飛行場として新田原基地使用で、4週間の使用ができるというふうに認識をしております。 次に、戦時中の掩体壕の保存については、新田原基地南側に戦時中の掩体壕が数カ所、現存をしております。国が管理する基地周辺財産に所在する掩体壕については取り壊す予定はなく、今後も草刈り等を行い、継続的に土地の管理を行うというふうに聞いております。 次に、福祉問題についてお答えをいたします。 初めに、聴覚障害者対策について、磁気ループ、これ、ヒアリングループですね、の設置、活用実施についてでありますけども、聴覚障害者の方の聞こえを支援する補聴設備につきましては、現在、町内の公共施設等に設置がされておりません。磁気ループを設置する考えはないかとの御質問ですが、携帯型、ポータブル型を導入をしたいと考えております。 次に、重度心身障害者医療費助成制度について、通院も現物給付できないかとの御質問ですが、現物給付をしたいと考えております。 次に、中央公民館の今後の活用についてですが、旧新富中央公民館は、昭和47年度に民生安定整備事業により建設され、管理運営をしてきました。平成28年4月に公民館施設から学習等供用施設として用途を変更するとともに、施設の老朽化対策や学習等供用施設として利用形態に合わせた大規模改修の計画を進めてまいりましたが、平成30年4月に、役場周辺、その他既存公共施設の老朽化対策更新計画との整合性を図りながら、新設も含め、一体的に整備していく方針に変更をさせてもらいました。現在、将来の福祉施策の展望を踏まえた上で、総合福祉センターの機能を持つ施設整備を検討しているところでございます。 次に、就学援助を受けていた高校生の支援については、現在、奨学資金の貸与及び高校生の医療費助成支援を行っており、今後も現状の支援を継続していきたいというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 吉田議員の御質問にお答えいたします。 地域の伝統芸能の保存についての御質問ですが、新富町内には、現在、元禄坊主踊り、新田神楽及び湯之宮棒踊りの3つの町指定無形民俗文化財が継承されております。そのほか、三納代神楽や日置神楽、各地域、お盆に踊られている盆踊り等が継承されているとのことです。三納代神楽は総合交流センター「きらり」の中庭で子ども神楽を披露したり、新田神楽は東京都中央区で、子ども歌舞伎と共演し、子ども神楽を披露したりと、各団体で継承のため、さまざまな取り組みを行っているようです。 しかしながら、今後は後継者不足という大きな課題が指摘されており、伝統芸能の保存・継承について、大変厳しい状況にあります。町としても、必要な支援については自治公民館運営補助金やまちづくり補助金等を活用していただくほか、コミュニティー助成事業による備品等の整備も可能ですので、広く町民へ周知し、伝統芸能の保存・継承を推進していきたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 16番、吉田貴行議員。 ◆議員(吉田貴行君) 順次、質問していきたいと思います。 まず、空調機、建具の取り替えでありますけども、私は平成27年の6月から一貫して、これを取り上げてきています。中心は空調機の取り替えですけれども。それで、その当時は1年半から2年ぐらいかかっていたということなんですけども、現在も余り変わっていないと、改善がされていないということですけども。町長の認識を、まず聞きますけども、実態にそぐわないということは、非常に重大な問題だと、私、感じているんですけども、それについての町長の認識はどうでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私も、この問題については議員時代に、やはり住民の皆さんあまりにも待たせ過ぎるということで、どうにかしてくださいということで一般質問をしたこともあります。私の認識としても、あまりにも期間がかかり過ぎるという認識であります。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) それで、この3年間ぐらい、ずっと一般質問してきて、当時の土屋町長も、恐らく防衛省あるいは九州防衛局、この辺にも強く要望してきているというふうに思うんです。それが直らないという話になると、やる気がないと、あるいはやる能力がないというしか判断できないんです、それは。 なぜかというと、宮崎空港の関係でいいますと、国土交通省は3週間以内で取り替えるんです、3週間。早いところは9日間でやるんです。同じ国の施設で、なぜこう違うのかという話なんです。それで、私はぜひ調査をしていただいて、なぜ、宮崎空港の場合は3週間でできて、なぜこちらができないのかというのを、独自に調査もする必要があるんじゃないかと思うんですけども、この間、調査されたことはありますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私も、その話を担当のほうにしています。担当のほうが状況を聞いていますので、担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 基地対策課長。 ◎基地対策課長(宮武祐二君) 吉田貴行議員の御質問にお答えします。 宮崎空港周辺の騒音対策事業については、先ほど、町長が申し上げましたとおり、情報収集を行っております。宮崎空港周辺の現状ですが、空調機復旧の方式ですが、新田原基地周辺と同様で、空調機設置後10年以上が経過し、所要の機能が失われたものについて、取り替えが行われておりますということで聞いております。住民の負担が設置工事の階数によって変わりまして、3割から4割、残りを国と市が負担しておるというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) いずれにしても、国土交通省で所管している民間空港は、そういう形で早く復旧ができていると。同じようにやっている防衛省の関係、新田原基地も含めて、もう、1年とか、以上かかるという現状でありますんで、直ちに改めるように強く求めてほしいし、なぜできないのかっていうのが不思議なんです。 それともう一つ、6月議会で町で、制度設計をするって話になっていますけども、これ、町が原因者ではありません。起因者は国です、防衛省です。だから、それで全く関係ない町が制度設計ができるのかと疑問に思うんですけども、これ本当にできるんですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 可能性的にはやれるんでしょうけども、町が独自に負担をしなきゃいけないということになります。やり方としては、リースをしたり、とりあえず、待っている方に簡易的なエアコンをつけたりという方式を考えたんですけども、防音工事の機能自体を損なうということで、これも国から待ったがかかった状況もあり、それなら、しっかりとして予算対応をしなさいということで伝えています。今、全国的な話になってきている模様ですので、そこについては、また、きちんとお話をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 制度設計というのは、町が起因者であればいいんだけども、町がお金を出すという話になるとなかなか厳しいと思うんで、やはり国が責任を持ってちゃんとやると、実態に合ったような形でやっていただくと、これは建具も含めて、改めて要望してほしいと思います。 次に、防音工事の見直しの問題ですけども、ちょっと基本的な問題をお伺いしますけども、基本的な点を。今、防音工事をやられています。Ⅰ工法とか、Ⅱ工法でやられています。それぞれ、性能はどういうふうになっていますか。ちょっと教えてください。
    ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 基地対策課長。 ◎基地対策課長(宮武祐二君) 現在の防音工事の工法と性能はどうなっているかということですが、防音工事の対象となる住宅が所在する地域の航空機騒音の程度に応じて、計画防音量を目標として設計することとされておるようです。これは、W値でお話をしますが、80W以上の区域は第Ⅰ工法で工事が行われ、計画防音量は25デシベル以上で設計をされております。また、75W以上80W未満の区域は第Ⅱ工法で工事が行われ、計画防音量は20デシベル以上で設計をされております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) わかりやすく言うと、Ⅱ工法の場合は20デシベル、屋内で下げなさいと。屋外との関係ね。第Ⅰ工法の場合は25デシベル下げなさいとなっています。聞きますけども、国の環境基準、航空機の、これはどうなっていますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 70W以下というふうになっているというふうに認識をしています。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 飛行場の環境基準、国が定めている、これはどうなっていますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 基地対策課長。 ◎基地対策課長(宮武祐二君) 環境基準の改善目標につきましては、第一種空港で、70デシベル以上の地域においては、屋内で50デシベル以下とすることと、あと、62デシベル以上の地域においては、屋内で47デシベル以下とすることとなっております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) そのとおりです。第一種飛行場とか第二種飛行場、第三種飛行場ってあるんですけども、恐らく新田原基地は第一種飛行場で、今、担当課が言ったようになっています。つまり、屋内で5年以内に50デシベルにしなさいと、これができないときは、10年以内のときには47デシベルにしなさいとなっています。県の環境基準はどうなっていますか。 ○議長(櫻井盛生君) 基地対策課長。 ◎基地対策課長(宮武祐二君) 県の環境基準につきましては、新田原基地はⅡ類になっておると思います。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 新田原基地については、県が定めるんです。Ⅰ類については57デシベル、恐らく、ここの地域は、今、役場がある地域はⅠ類です。57デシベル以下、Ⅱ類は62デシベル以下にしなさいとなっています。 聞きますけども、私は平成28年度の資料しか持っていませんけども、平成28年度の町の目視調査、これずっとつけています。それで、その日のうちの一番大きな音のデシベルも知らされています。28年度の9月を見てみますと、9月1日が一番大きい音がしています。119.1デシベルです、一番大きい音は。今年になってからの、例えば8月でもいいですけども、一番大きいデシベルというのは幾らになっています。 ○議長(櫻井盛生君) 暫時休憩といたします。午前11時38分休憩………………………………………………………………………………午前11時39分再開 ○議長(櫻井盛生君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 基地対策課長。 ◎基地対策課長(宮武祐二君) 吉田貴行議員の御質問にお答えいたします。 大変申しわけないんですが、今、手元に平成30年度の資料ございません。平成29年度の中の、町が騒音測定をしております場所の中での最高デシベルの数字でありましたら、107デシベルという数字が出ております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) そうなってくると、国が示している環境基準、県が示している環境基準、これは全然適応していないですよね。それで、国の環境基準は70デシベル以下にしなさい、屋外で、いう話です。それができなければ屋内で50デシベル以下にしなさいというのが国の基準。県の基準は、屋外で57デシベルあるいは62デシベル以下にしなさいというのが県の基準です。例えば屋内をとってみましても、100デシベルを超えているところで25デシベルちっちゃくしたって、50デシベルにならないでしょ。それをどういうふうに考えていますか。ちょっと町長の認識をお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 環境基準に照らして適合していないということも、これもずっと訴えていますので、より効果的な防音工事をやってくださいというふうに国に対しては伝えていると、最低でもⅠ種工法に、全ての地域を格上げしろというふうには伝えてあります。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 新富町の場合は、航空機騒音が非常に激しいということで、ある意味では、今の防衛省がやっている基準の防音工事では、とても対応できないというのが現状なんです。 だから、そういった意味では、屋内におって空調機使って閉めても、やっぱりうるさいとなるわけです。だから、実態に合うような防音工事にしてほしいというように私は思います。とりわけ、国や県が示している基準に適合するようなやつをやってほしいと。しかも、家は、それぞればらばらなんです。鉄筋の家もあれば、木造の家もあるという話になります。ですから、木造の家なんかは重い建具をつければ家がゆがんで、防音工事そのものが用をなさないという場合も出てきます。そういうことも勘案して、ぴしゃっとした防音工事やってくれるように、私は求めてほしいというふうに思います。 それともう一件、防音工事をやっているところで、もう随分昔からやっていますから、家族構成が変わると。減ればいいんですけども、増える場合もあると。増えた場合は、追加やってくれないんです。これについては、やっぱり改善を求めるべきだと思うんですけども、どう思いますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) その件についても、増えた場合に対応できないということも承知をしております。やはり一番は、第Ⅰ工法に全ての騒音区域を防音工事対象にしていただくということが、一番先決だというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) ぜひ、実態に合うように改善していくようにしてほしいと、外郭防音工事を全部やれば、別にいいんです。私の家は80Wのところで、Ⅱ種でやってもらっているんです。でも、Ⅰ種でやっていない、台所もやっていない。そこは、もう全然防音工事、効果ないわけです。でも、外郭工事を全部やると、どこにいても、その恩恵にあずかるとなっていますんで、そういったことも含めてやってほしいと。 それと、新富町の場合は75W以下ちゅうのは少ないんですけども、しかし、75W以下のところは防音工事の対象にならないと。でも、町内どこでもうるさいんです。しかし、さっき言ったように県の基準とか国の基準からすると、もう全然話にならないと。ですから、75Wで今、防音工事やっていますけども、75W以下のところでもやる必要があるんじゃないかなと私は思うんです。これも、ぜひ、求めてほしいと思うんですけども、それはどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、騒音がするところに関しては、しっかり対応してくださいということについては、常々、言っていることであります。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 是非、お願いしておきたいと思います。 次に、地上騒音の対策についてお伺いします。これについても、対策、ずっと求めてきました。一向によくならないと。本気でやる気があるかどうかというのは、町長、どう思われます。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 一緒の言葉を九州防衛局、本省に対して、本気でやる気があるのかという話はさせていただきました。そしたら、やはり防音壁、防音の樹木を植えたときに、反射をして近所がもっとうるさくなったということが何件か状況があったということで、本当にどういう方法がいいのかっていうのを、今、検討しているという回答なんですけども、そこも時間がたっていますので、しっかりと進めていただきたいというふうには申し上げているところです。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 地上騒音に限ってです、これは。民間は相当消音対策、進んでいます。音源に対する消音対策、これ生かしていく必要があるんじゃないかなと私は思うんです。それで、民間の消音対策について、調査したこと、あります。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 旅客機等は、そういう消音対策というのをどんどん進めているというふうに認識をしております。航空機、ジェット機、戦闘機に関しても、お話を差し上げたことがあるんですけども、やはり、一番重視をしなけりゃいけないのが機動性ということで、なかなかそこの部分というのは難しいという回答でした。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 消音対策をやると馬力が落ちるという話は聞いております。私が言った地上騒音です。エンジンテストは、あれであるでしょ。そういった音は、サイレンサーね。でも、離陸するときは、サイレンサーまでってやらないですよね。そこであるんで。だから、地上騒音だけに限って、民間の技術も研究したらどうかなと私は思うんです。飛んだときには、もう、しようがないんだけども、地上であるときには。だから、あらゆる可能性を追求するというのは当然の姿勢なんだけど、あんまりやる気ないですよね、これについては。だから築山をつくったりとか、防音壁つくったりだとか、樹木を植えたり、それはいろいろあるでしょう。でも、民間の技術も研究して、やっぱり、地元の要望に応えていくという態度は、少なくともとるべきだと思うんですけども、これも改めて要求しておいてくれませんか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、地上騒音対策に全力を尽くしてくれということは伝えてありますので、そこも含めて要望をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) ぜひ、お願いしたいと思います。やっぱり改善が進まないと、やる気があるのかになるんですよ。しかも、1年とか2年じゃないですよ、この空調機なんかは。もう何年も言っているわけです。だから、ぜひ、お願いしておきたいと思うんで。 次に、NHK受信料の補助の見直しについてお伺いします。6月議会でも町長に聞きましたけども、これが実態に合っているかどうかっていうのは、どうでしょうか。つまり、NHK受信料の補助はどういう経過で始まったのか、これは御存じでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) NHK補助は、日米共同訓練のときだったと思うんですけども、そのときに町の補助はつけだしたんですけども、国の補助というのは、騒音対策、NHKのテレビの音が聞こえないということで始まったというふうに認識しております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) これはもう、よくわからないです。これ、最初始めたのはNHKなんです。基準がよくわからないんです。つまり、同じ75Wのところも、新富とか佐土原は補助金をもらっているところもあります。ところが、旧佐土原、これは全然ないんです、同じ75W。だから、基準が全然わからないというふうになっています。途中で、いわゆる起因者が国なんで、国が出すべきだということで、NHKから国にかわったわけです。だから、経過もよくわからないんです。ただ、実態に合っていないということだけはわかる、これ見直すというのは。 それでお伺いしますけども、見直しをした施設というのは19施設と聞いています。実際やったところ、やられるところは16施設と聞いています。これ、なぜかっていうのは、わかります。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 基地対策課長。 ◎基地対策課長(宮武祐二君) 対象施設の件ですが、今回の見直しの対象となっていないのは沖縄県の3施設です。理由といたしましては、外来機が頻繁に飛来し、継続的に訓練を実施すると周辺地域に与える影響が著しく大きい施設であるということで聞いております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) だから、ふざけた話ですよね。平成19年に、沖縄の負担軽減のために受け入れたわけです、訓練を、ここが。頻繁に、ここも訓練をやっているわけです。何か理屈がよくわからないです。つまり、見直しをやったところとやらないところがあるわけです、同じように防音工事をやっているところで。これも納得できないですよね。 それで、この問題については、町民の怒りというのは大きいです。それで浮いた金を防音工事に回せというのは理が合わないと。つまり、防音工事というのは、ちゃんと優先的にやるべき課題なんです、ある意味では。それを、浮いた金を回して、もっと増やせというのは理が合わないと。つまり、私はNHKの補助については、引き続き、町民の立場に立って、やっぱりもとに戻せと、ちゃんとやれというのは、要望してほしいと思うんですけども、やれるかどうかは別です。姿勢として、町民の立場に寄り添うんやったら、そういう立場でやってほしいなと思うんですけども、これはどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、要望は続けてまいりたいというふうに思います。現実論、リアリティーとしては、やはりこの予算をきちんと、ほかに使うことなく、新富町に対して使えというふうな要望等々も重ねてしていきたいというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 空調機の話もしましたけども、ずっとやっていて改善しないと、地上騒音も改善しないと。こういったところは、本気でやるんかなという気はするんです。だから、ちゃんとやってほしいなと思います、私は。ぜひ、お願いしておきたいと思います。 この基地問題の最後に、掩体壕の問題についてお伺いします。掩体壕については、口蹄疫のときに掘ったら出てきたという話も聞いておりますし、幾つか私も目にしたことがあるんです。これは戦争遺跡として保存していくと、後世に伝えていくということが大事だと思います。 それで、私、ちょっと戦争中のことについても調べてみました。新富町の町史がありまして、これなんですけども、これは平成4年に刊行されて、施行30周年記念事業でやられておりまして、戦争中のことを見ましたけども、特攻隊のことは、ここは書かれていないです。 ところが、新田原基地も特攻隊が出ていったという記述があります。この本は「宮崎の戦争遺跡」という本です。これは、宮崎県内の旧陸軍、旧海軍の飛行場跡を歩くということで、旧飛行場の跡のことがずっと書いています。当然、新田原基地のことも出ています。この中には、今、老人クラブの会長の伊藤さんも登場しております。この家の前に水揚げ場というのがあって、そこを調査しているときに話を聞いたというのが載っています。 これを見ますと、新田原基地から直接、特攻隊で逝った人が33人あられると。新田原基地を経由して、ほかの基地から特攻隊で出撃して亡くなった方が38人いられると、合わせて71人の方が亡くなっているというのが載っています、ここに。これは新田原基地の資料からとっているみたいです。この中には部隊名も入っています。 それで、こういったことが起こったんだということをやっぱり後世に伝えていくというためにも、町がイニシアチブを発揮して、どういうふうにするかは、いろいろありますけども、保存して後世に伝えていくというのは大変重要なことだというように思うんですけども、それはいかがでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 目視で確認をしたところ、新富町に4基ほど、目で見える部分が、今、存在をしていて、周辺財産の中に2基ほどあるということです。ここに関して、どういう形であれ保存をしながら、そういうふうなことはしていかなきゃいけないんだろうなというふうには認識をしております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 私は、ぜひ保存して、どういう形で戦争の遺跡として後世に伝えていくのかっていうのは、いろいろあるんでしょうけども、ぜひ、残して伝えていってほしいなと。この伊藤さんて方は学校にも行かれて、戦争中の体験を話されたりしておられると聞いていますんで、もう73年たちますんで、ああいった悲惨なことが二度と起こらないようにしてほしいと。 あわせて、この新富町史の中には戦争中のことが詳しく書かれています。つまり、新田原基地が爆撃されたこと、グラマンによる機銃掃射があったこと。それと、当時は三納代駅といったんですか、あそこの駅、あるいは鉄道を破壊するために時限爆弾が投下されたこと。あるいは上新田小学校、当時の校舎、あるいは新田小学校の校舎が兵舎として使われたというようなことも載っています、この中に。こういうことも含めて、ぜひ、生かしてほしいなというように思います。これは要望としてお願いをしておきたいと思います。 次に、福祉問題についてお伺いをしたい、済みません、もう一個抜けました。米軍の使用日数について、ちょっとお伺いします。 訓練移転のやつは56日間、これは、ちゃんと協定書に載っています。それとCQ、資格訓練のやつは4週間、これも官報公示に載っています。ところが、去年の10月末から11月にかけて、共同訓練が強行されました。この共同訓練は昭和55年の協定に基づく共同訓練だといって説明がありました。そうなると、今のやる訓練というのは、外国が来て訓練するというのは、昭和55年のときの協定書に基づく共同訓練があると。もう一つは、平成19年のときの移転訓練、これがあると。この移転訓練というのは、もともと共同訓練ではないんです、ある意味では。つまり、三沢とか岩国の米軍機が沖縄に行って、在日の米軍と訓練するというのは入っているんだけど、協定書の中で、形態は共同訓練とするということで条件をつけたんです、協定書の中で。そういう形で共同訓練になっています。それと、今度、CQで4週間となっています。それで聞きますけども、昭和55年の共同訓練は何日間使えるのかというのをちょっと教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 昭和55年当時の官報によると、その一時使用にする協定が結ばれてあります。そのことについては、年間4回と使用おおむね1週間程度、なお訓練開始は55年2月からするということで、年間4回の1週間なので4週間ということで、昭和55年当時は4週間ということで取り決めがされていたというふうに書いてあります。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) そうなると、4週間、8週間、4週間で16週間使えなくなりますか、それはどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 平成18年の5月のアメリカと、その当時の麻生外務大臣とラムズフェルド国防長官との共同発表によって、昔の日数の制限は維持をするということが書かれていますので、56日間ということで考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) よくわからないです、だから。平成19年に結んだ協定書の中では56日間、8週間であれば。これは移転訓練です、対象は移転訓練。CQのやつは、今度は改めて官報公示で4週間となっています。 ところが、私たちの認識は、共同訓練がなくなったんです、共同訓練が、いっとき。改めて、今度、在日米軍再編という形で大きく在日米軍が変わるということもあって、沖縄の負担軽減ちゅうもの、そのとき出てきて、そのときに沖縄の負担軽減を軽くするために新田原基地も、当時の土屋町長は断腸の思いで受け入れたわけです。ちょうど議員やったから、よく接していると思うんだけども。そのときに、もう昭和55年の共同訓練はなくなったと。つまり、移転訓練に変わったんだという認識なんです。 ところが、去年、亡霊のように、昭和55年の、その協定であったんだって出てきたんですよ。そうなってくると、前の4週間は生きているとなってくると16週間じゃないですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) あくまでも56日間、8週間というふうに認識をしていますし、8週間というのも確認をさせていただいております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) そうなってくるとおかしくなるんです。つまり、再編交付金がなくなって、移転訓練の交付金に変わりました。これが実績も計算するとこになんなったんで、訓練はないとなっているんです、うちは、移転訓練は。ところが、その56日間に含まれる共同訓練をやっているわけです。これは調整交付金で手当てすると思うんだけども、しかし、どうも納得いかないというように思うんです。昭和55年のときの日米共同訓練の協定書の中に、一時的に使用させるが米軍基地にはならないとなっているんです。うちは、今後、緊急時の訓練も受け入れるんです。これはいつになるか、まだわかりません。でも、緊急時の訓練も受け入れるんで、もっと増えると、負担が、いうのが当たり前なんです。そうなってくると、相当数、米軍が使うと。しかも、共同訓練の展開と撤収は別だと。つまり、この56日間とか4週間には展開と撤収は入っていないんです。もっと増えるというふうに思うんですけども、そうなってくるとほとんど毎日使われるケースが出てくるんじゃないかと思うんだけど、これについてはどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) あくまでも56日間と、この範囲内でということで、そこは堅持をしていきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) それで、本省になるのか九州防衛局になるのか、よくわかりませんけども、そういったむちゃぶりはやめてほしいと。56日間、やったことないんです、御承知のように。前のときも、それだけやったことないということなんだけど、理屈では使えるとなっているんで、しかも使うか使わないかは政府同士が決めるわけやから、ここじゃなくて。だから、そういった意味では、もうむちゃぶりはやめてほしいというふうに、私は要求してほしいと思うんです。 つまり、協定書で書かれている56日間、これ以内にしてほしいと。つまり、CQについても、もう56日間でやってほしいということでやると。じゃないと、後でまた緊急時も来るわけですから、そういうことでやっておかないと、気づいたときには、しょっちゅう米軍が使っていたと。つまり、訓練っていうのは、大体200日ぐらいでしょ、1年間。だから、そのうちの、今でさえ、町長の説明では12週間使うわけやから、相当の日数です。これでも大変なのに、そういうことで、ぜひ、私、要望してほしいし、そういう立場を堅持してほしいと思うんですけども、これはどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど申し上げましたとおり、56日間という日数を堅持をすると、それ以下に抑えなさいということで、訴えてまいりたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) ぜひ、お願いしたいと思います。 続きまして、福祉問題についてお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) ちょっとお諮りいたします。 ちょうど、間もなく12時ですが、あと吉田議員のほうで……。 ◆議員(吉田貴行君) あと10分ぐらいだから、続けて。(「継続」と呼ぶ者あり) ○議長(櫻井盛生君) 継続でいいですか。 ◆議員(吉田貴行君) はい。 ○議長(櫻井盛生君)  じゃあ、12時になりましたんですが、継続して質問を許します。吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 福祉問題について伺います。 福祉問題については、町長のほうが私よりかは詳しいと思うもんですけども、この磁気ループ、ヒアリングループということについていえば、例えば県議会の傍聴席にはついています。オルブライトホールもついています。全く、生まれたときから耳が聞こえないという人はなかなか厳しいかもしれませんけども、私のように、歳をとると耳が遠くなるという方がたくさんおられます。こういう人たちには非常に有効だと。しかも、補聴器と比べてみても非常に優位だと。補聴器は雑音も大きく入るんで、個人差も大きいということで、これは非常にいいんじゃないかなと思うんですけども。私はぜひ、例えば庁舎の受付、あるいは文化会館、あるいはきらりの大会議室、あるいは社会福祉協議会の受付、あれあたりに、ぜひ、導入してほしいなと思うんですけども。これについては効果もあるんでやりますという話ですけども、ぜひ、来年の4月からでもやってほしいと思うんだけど、どうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) やりますと言ったからには、来年度4月にはポータブルの磁気ループが用意されているとは思うんですけども。 基本的には磁気ループというのが据え置き型の大きいやつで会場を包むような形で、補聴器というのも、それ対応の補聴器を持っとかないと、その磁気ループというのが使えないので、そこに対応してもらう必要があると。ほかの方法としては、骨伝導型のイヤホンとか、ハイブリッド型のイヤホンとか、いろんな手だてがあります。そういうのを、どういう形が、受付の場合は、もしかしたら骨伝導型のイヤホンのほうが有効的になったりということがありますので、どういう方式がいいかというのは検討をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 私が調べたところによると、受付で使っているというのは少ないんです。視覚障害者の協会は使っているみたいです。でも、自治体で使っているちゅうのは、大きなホールとかそういうとこは使っているんで、だから、それが受付でなじむかどうかというのはいろいろあるんで、研究は必要だと思うんですけども、ぜひ、やっていただきたいし、つけているところは喜ばれているというのも聞いていますので、お願いしたいと思います。 次に、重心医療についてお伺いします。これは、町独自で現物給付ができるのかどうか。これは県単事業なんで。ちょっとお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 県に対してしっかり要望も、ほかの市町村からももちろん出ていることにあります。で、現物給付やってくださいということを伝えてあるんですけど、準備に2年ほどかかるということを県から聞いていますので、町でどうにかやれないかということを、今から検討していくというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。
    ◆議員(吉田貴行君) それで、ちょっと実態をお伺いしたいと思うんですけども、実績で結構ですけども、今、入院は現物給付と、通院は償還払いとなっていますけども、これは何人ぐらい対象者がいらっしゃるか、わかりますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 福祉課長。 ◎福祉課長(若木家浩順君) まず、重心医療の受給者証の数でいきますと、平成29年度が対象が366人というふうになっております。それから、実際の医療費の状況でございますが、29年度で、件数でいきますと入院が678件、外来が2,279件、合わせて2,957件が助成対象の件数というふうな状況でございます。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) それで、これ県単制度なんだけども、県単というのは、県が2分の1、市町村が2分の1というふうに。ですから、わかりやすく言えば、県と市町村の共同の事業といっても過言じゃないと思うんです。 それで、私、気になっているのは、以前からですけども、1,000円の自己負担というのがかかっています、これは入院も通院も。これは、さっき言った件数に掛ければいいんだろうけども、これでは29年度の実績、あるいは28年度で構わないんだけど、どれくらい負担されているか、わかりますか。 ○議長(櫻井盛生君) 福祉課長。 ◎福祉課長(若木家浩順君) 29年度の助成額ですが約3,200万円ということになりまして、これの2分の1が町の持ち出しということですので約1,600万円ということになります。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 聞いたのは1,000円の分なんです。3,000人おれば、300万円ぐらいを負担しているということになりますよね。1,000円出しているわけやから。 それで、これ所得制限がかかっていますよね。全部の方じゃないですよね。障害者手帳の1級、2級を持っている方の全部ちゅうわけではありません。しかも、ちょっと調べてみると、全国の障害者の年収というのは100万円以下という方が6割というように聞いています。それで、私は、これ町独自でも補助できないのかなと思うんだけど、これについて町長の考えをちょっとお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 重心医療だったり、重心障害児だったりについて、どういう手だてができるか。これは、特別児童扶養手当を持っていらっしゃる、難病を持っていらっしゃる方だったり障害を持っていらっしゃる方に、どういうふうに助成ができて、過ごしやすく新富町で住まいができるかということを考えながら制度設計をトータル的にやっていきたいというふうには考えておりますので、そこをまた検討してお知らせしたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 考え方として、入院が現物給付になっているということになっていますけども、現物給付には金が存在するのかなという気がするんです。つまり、現物給付というのは、医療行為そのものを給付するという形になります。つまり、償還払いは一旦お金を払って、お金が絡んできますけども、現物給付ちゅうのは、お金が基本的に絡まないというのが当たり前の世界だと思うんだけども、これ入院の現物給付にも1,000円の自己負担がかかってくるというふうになっていますんで、これはぜひ、私は、なくしてほしいと。つまり、町がやってほしいと思うんですけども、これ、やっているところはあるんじゃないですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 済みません、調べておりません。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) これ、市町村独自でやっているところ、たしかあると思うんです。だから、できないことはないと思うんで、ぜひ、制度設計の中で考えて、早く、この分だけでも実施できればやってほしいなというように思うんです。 それと宮崎県の状況を言いますと、全国の調査を見ますと、入院まで現物給付というのは30都道府県、なっていると。つまり、九州は相当遅れているんです。宮崎も遅れているし。ですから、いち早く県がやってくれればいいんだけど、2年ぐらいかかるという話やけども。ぜひ、早目にやってほしいので。今度、宮崎市も初めて、今年の要望で、通院についても現物給付してほしいという要望を上げたんです。そういうことで、ぜひ、お願いしたいと思います。 次に、就学援助を受けていた子どもたちの、高校生になったときの支援の問題です。町長は、奨学金についても検討すると、恐らく、いろんな意味で検討するんでしょう。金額とか、あるいは貸与制を給付制にするだとか、いろんな意味で考えておられると思うんだけども。 私は思うんですけども、小学校、中学校のときには、就学援助で基本的には無料なんです、教科書なんかも。高校に行くと、授業料は県立は無料になっているんだと思うんですけども、そのほかの援助ちゅうのはほとんどないというふうに思うんです。貧困の連鎖を断ち切るという意味では、教育の力っていうのは、かなり大きいんです。ですから、引き続き支援をしていくべきじゃないかなというふうに思うんですけども、たくさんいろいろありますから、一律じゃ、いかないと思うんだけども、これについて町長の認識を改めてお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、しっかり就学援助をしていかなきゃいけないし、子育てということをしっかり整えていきたいというのも私の思いですので、どういった方式がいいのかということは検討をしたいというふうに思っております。先ほど言ったとおり、奨学金も給付制にしたりということも含めて、検討しているところであります。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) それで、お伺いしますけども、県内で、市町村独自で高校生以上の方に奨学金以外でいろんな補助しているところがあるんじゃないかなと思うんだけども、何か御存じであれば、ちょっと教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) たしか川南町が5,000円給付をしているのかなというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) 川南町の場合は、恐らく全部の高校生にやっているんじゃないかなと思うんだけど、違う。わかりませんけど、私も。恐らく市町村でやっているところはいろいろあると思うんです。つまり、新富町の子どもは新富町が育てるという立場に立って、いろんな援助の仕方があるんで、それをまねしなさいという意味じゃないんだけど、そういう立場に立ってやっていくことが大事じゃないかなと思うんです。ぜひ、これも、お願いをしておきたいと思います。 最後に、地域の伝統文化芸能の保存についてお伺いします。 文化財に指定されれば、当然、お金が行くというふうになっております。件数は非常に少ないと。私はそういう大げさなことじゃなくて、さっき教育長が言ったように盆踊りとかいろいろあって、このままじゃなくなってしまうんじゃないかという危機感を持っておられる方がいらっしゃるんです。今のうちに、いろんな手だてをすれば、引き続き子どもたち、若い人に継承して、それが続いていく可能性があると。これを何とかしてほしいという思いがあるんです。 大事なのは、こういうのがあるからと周知を徹底するかという話も大事なんだけど、やっぱり町としてこういうのは残したいというのが大事だと思うんです。この点について、お金は町長が握っていますんで、お金については。町長の認識をお伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 地域で限られた人でやっているというところを、もう少し幅を広げていくことによって、担い手だったり、後でやってくれる人たちを増やすという方式もあります。やはり、どうしても、今、人口減少の中で、後を継いでやってくれる人たちが地域で減ってきたっていうことを含めて、どういうやり方がいいのかっていうのは、もう一度検討しなきゃいけないという部分にはあります。しっかり、残すべきは残していきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) ぜひ、町のイニシアチブを、この分野でも発揮してほしいと。こういうふうな制度があるから使えというんじゃなくて、町のイニシアチブをどう発揮していくかというのがとても大事だと思うんで。 最後に、ちょっと戻りますけども、私は目が悪くて、以前の町長のときに、これ受付の申請書なんです、いわゆる住民票とかの。これを大きくしてもらったんです。大きくしてもらって、見やすくなったと。ところが、これは図書館きらりの申請書なんです。これが、やっぱりちっちゃいんですよね。土屋町長のときにお願いして、1年かかったです、これやるのに。1年もかかるような話じゃないんだけど。 それで、大事なことは、そういうことでやっていただいて、受付で、そのことを何でそこでとまっているんかなと、不思議です、私は。そうであれば、庁内の全部の受付だとか、そういうのを見直してみるというのが、当然、働かないのかなって思うんです。 ぜひ、これは希望なんですけども、図書館のやつは、ちょっと中がごちゃごちゃし過ぎて、もちろん、そっちのサイドで言えば、どういうところへ使ったかもやりたいんでしょうけども、申請するほうの立場に立って、必要最小限のやつでやっていただければいいんじゃないかなと思うんです。 つまり、私が言っているのは、これをやれという意味じゃなくて、そういうところを全庁舎内にやってほしいと。つまり、考え方をみんなが共有してほしいなと思うんです。つまり、障害者からしても障害者の差別解消法ができて、県のほうも条例もつくったんだけど、磁気ループについては、県は実態をつかんでいないんですよ。それでは、だめだと思うんですよ。だから、やっぱり、せめて新富町だけでも共有してほしいと思うんですけども、最後に町長の思いをお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的に、私はそういう考えのもとに物事を進めていきたいと考えておりますので、文書発行自体も町民の皆さんにわかりやすいというのを提供していきたいと思っていますし、申請の仕方も簡易、簡単にできるようにというふうに取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田貴行君) お金がかからないこともたくさんあると私は思うんです。そのこともお願いして、質問を終わります。 ありがとうございました。……………………………………………………………………………… ○議長(櫻井盛生君) ここで、暫時休憩いたします。午後の再開は、1時からでよろしゅう御座いますか。(「はい」と呼ぶ者あり)いいですね。それでは、午後は1時から会議を再開いたします。お疲れさまです。午後0時13分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分再開 ○議長(櫻井盛生君) それでは、昼からの一般質問を再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。 3番、吉田憲市議員の質問を許します。3番、吉田憲市議員。 ◆議員(吉田憲市君) 皆さん、こんにちは。本日は、8項目について、町長の見解を問いたいと思います。 最初に、小中学校における長期休暇中の閉校について、この件については今後どう対応していくのか。 2番目として、日本遺産指定について、これは古墳の遺産指定ですね、これについては今後どのようなPR活動をしていくのか。 3番目として、旧追分分校の活用について、閉校して7年になるが、今後の活用対策はどうするのかということを質問したいと思います。 4番目として、農業振興対策ということで、1番目として、新規就農者の受け皿づくりについて、2番目として、農業公社設立について、3番目、新規作物の導入について、4番目、収益増加対策について。 5番目として、1番目に、商工業者の育成対策について、2番目として、大規模工事等の町内業者の受注対応策について。 6番目として、住居対策についてということで、1番目として、政策空き家の進捗状況について、2番目として、自衛隊官舎の入居対策について。 7番目の町づくりとして、今後どのような方向性を持って町づくりを進めていくのか、2番目として、10年後の新富町は、どんな姿で町長は考えているのか、これは任期中の4年先を見据えた政策で結構です。 8番目として、防災対策ということで、1番目にため池、河川、地すべり等の災害調査と対応についてということ。 以上、8項目について、壇上より町長の見解を問いたいと思います。(「吉田議員、ちょっと済みません抜け」と呼ぶ者あり)ちょっと抜けておりましたけど、住居対策ということで政策空き家の進捗状況、それと成法寺住宅政策空き家、いつごろに解消するのかということで、それと自衛隊官舎の入居対策についてということで質問をしたいと思います。 以上、壇上よりよろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、吉田議員の御質問にお答えをしたいと思います。 新規就農者の受け皿づくりにつきましては、地域農業を支える新規就農者に対する就農支援体制を構築するため、「新富町新規就農者等育成支援協議会」を平成29年度に設置をしております。協議会は、児湯農協、児湯農林振興局、農業委員会等の関係機関を構成員としております。 次に、農業公社設立についてですが、6月議会でもお答えをいたしましたが、児湯農協と調整を行いながら効果的な公社設立を検討してまいりたいと考えております。 次に、新規作物の導入についてであります。本町では近年、小麦、ライチ、青果用バレイショ等作物の導入を行っております。新規作物の導入のためには、栽培指針の充実や栽培技術の普及が不可欠となりますので、農業試験場や農業改良普及センター等の関係機関と連携をしながら、検討をしてまいりたいと考えております。 次に、収益増加対策についてであります。収益を増加させるためには、農業経営費の削減や高品質農産物の生産、反収増、販路の確保等の取り組みがあります。特に農業経営費の削減には、高性能機械・器具の導入による労働費の削減等が行われております。今後、農家、関係機関が一体となり、収益増加対策に取り組んでまいります。 次に、商工業者育成対策についてであります。商工会が中心となり、経営改善普及のための講習会や創業塾、専門家派遣による個別支援が行われております。また、商工会職員として経営指導員と経営・情報支援員が配置されており、商工会会員の育成が行われておるところであります。 次に、大規模工事等の町内業者の受注対応策についてお答えをいたします。町が行う公共工事では、確実かつ円滑な施工及び品質確保の観点から、共同企業体方式を活用し、町内業者の技術力の向上及び受注の機会の拡大に努めております。また、透明性を確保しつつ、経済合理性を適切に判断した上で、分離、分割発注を行っているところであります。 次に、住宅対策について。 政策空き家の進捗状況についてであります。入居者への説明において、町の今後の計画等も改めてお伝えをいたしました。また、各入居者の考えもお聞きすることができました。今後は個別に入居者との協議を重ね、移転への御理解をいただいて、早期に完了するよう準備を進めているところでございます。解消時期につきましては、入居者との協議の進捗状況によりますので、明確にはできませんが、いずれにしても丁寧に協議を行い、少しでも早い時期に御理解を得て移転いただけるよう努めてまいります。 次に、「自衛隊官舎の入居対策」につきましては、これまで防衛省新田原基地に対して、官舎への隊員入居を要望しております。今後も引き続き、隊員の官舎居住について要望してまいりたいというふうに考えております。 次に、町づくりにつきましては、町が現在直面している大きな課題は、人口減少問題であります。町内生産人口の増加策や移住者の受け入れ、転出者の抑制、関係人口、交流人口増加のため、働く場所の確保、力強く稼げる農業、活気あふれる商工業を目指し、地場産業育成や起業家支援に取り組み、魅力ある新富町を目指してまいります。 また、子育て支援については、医療費、保育料、給食費等の軽減策を考え、奨学資金制度を検討してまいりたいと思います。子育て環境の充実を図っていきたい、このように考えております。 福祉施策につきましては、状況把握に努め、実情に合った福祉施策の実施と、自立を基本とした支援を推進し、誰もが安心して暮らせる町を目指してまいりたいと考えております。 生活基盤の整備については、道路、排水等の整備を進めるほか、交通弱者や高齢者の引きこもりの改善策として、「公共交通機関の利便性の向上」を目指します。 これを実現するため、スピード感を持ち、将来子どもたちが帰ってきたくなる住みよい町を未来へつなぐとの強い志のもと、活力と未来にあふれた新富町づくりに、町民の皆様とともに知恵を絞り、ともに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、防災対策についてお答えをいたします。 防災対策のため池、河川、地すべり等の災害調査と対応についてお答えをいたします。 7月の西日本豪雨及び国の要請により、14カ所のため池を8月3日、7日、10日にわたって、目視による緊急点検を実施をいたしました。 里に面した池については、地元の水利組合等の御尽力もあり、一定の管理がなされ、現状での大きな影響はございませんでした。 ただ、数カ所、山に位置しているため池については、ため池利用としての管理がなされていない状況があり、雑木等が生い茂っており、堤体の浸食及び漏水等が数カ所見受けられたところがあります。 さらに、栗野田池、谷川池については、土砂等の堆積により、ため池としての機能が見受けられない状況でありました。 また、現在進めている圃場整備事業完了までの間、緊急時対応の周知及び防災マップ地図配付とともに、ため池ハザードマップを町のホームページに掲載し、対象地区の区長へ個別に配付、説明をしております。 今後も、圃場整備に係る地元説明会も予定していますので、さまざまな場面を活用して、さらなる周知に努めてまいりたいというふうに考えております。 また、河川、地すべり等についても、高鍋土木事務所と年に1回、危険箇所の現地確認を行い、情報共有を図っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 吉田議員の御質問にお答えいたします。 長期休暇中の閉校についてですが、6月の校長会において、夏季休業期間中の学校閉校について検討いたしました。 地域やPTAへの周知が十分でない、また、上新田学園は4月に小中一貫校として新しい校舎でスタートし、お盆帰省の際、母校の新しい姿を見に学校を訪れる方々がおられるかもしれない、などの意見が出されたところでございます。 したがいまして、本年度の学校閉校は見送らせていただきました。 次年度につきましては、お盆期間中の各学校の来校者数や電話応対等、今年度の状況を確認し、教職員が休暇をとりやすいよう、地域やPTAの意見を伺いながら、校長会において検討してまいります。 次に、古墳の文化財指定について、今後、どのようなPR活動をしていくのかについての御質問ですが、これまで西都市、宮崎市及び新富町の2市1町で、古墳をテーマとして日本遺産認定に向け準備を進めてきたストーリーが、去る平成30年5月24日に、日本遺産の認定を受けたところです。 この日本遺産は、文化財の保護優先ではなく、観光資源としての活用を図る事業であります。地域の歴史資源を組み合わせ、外国人にもわかりやすいストーリーを設定し、観光振興や地域の活性化につなげることが最大の目的です。今後はまず、PR活動に向けた準備を行うもので、古墳をテーマとした商品開発の可能性調査やサイン・ホームページ作成等の整備を進めていく予定です。 次に、旧追分分校の活用についてですが、平成24年度に閉校して以来、跡地活用について、当初は追分地区での活用を中心に検討しておりましたが、地区として管理が困難とのことで、現在、校舎は年間数回のイベントに活用されている状況です。また、校庭は地元のグラウンドゴルフ愛好家グループに利用されているほか、体育館はバレーボールやフットサルのスポーツに日常的に利用されております。校舎とプールについては、今後、老朽化が深刻化するため、早急に利活用の方針を検討すべきと認識しているところです。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 3番、吉田憲市議員。 ◆議員(吉田憲市君) 先ほどの小中学校の長期休暇の閉校についてということは、このことについては、要するに、小中学校の先生方が休んで英気を養うということが一番だと思うんですよ。それで、いろいろそこ辺も前向きに検討していただいてやってもらったらいいと思います。 それと、日本遺産指定になった古墳について、毎年11月の11日、古墳祭が開催されております。これを何か見直す考えは持っておられないですか、やり方を。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 古墳祭11月11日、地域の協力を得て、今、ずっと続けてきておりますが、今のところ、まだ検討はいたしていないところですが、そういう状況です。このまま継続という形で今のところおります。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 3番、吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) ずうっと見ていると、やり方が全くもう旧態依然で同じことを毎年やっているから、何か違ったイベントの開催方法とかやられたら、文化遺産指定になった価値も出てくるんじゃないかなと思いますので、そこあたりも十分検討していただいて、新富に来て、古墳祭ってよかったなとか言われるような形づくりをお願いしたいと思います。 それと、3番目の旧追分分校の活用についてということですけど、今、教育長からいろいろ言われましたけど、町長はどういう考えでおられるのかお願いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 追分分校もそうなんですけども、新富町の中で使わなくなった町有施設というのがかなりの数あります。そういったものについては、本年度中にしっかりとして各課で検討をするということで、今後の方針を決めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 新富では、将来的にいったら老人ホームとかそういうものが不足してくることは考えられると思うんです。それで、福祉施設の活用とかそういう形で考えてもらったらいいんじゃないかなと思っております。それと同時に、高鍋のキヤノンが、今度進出しますよね。それで、いろいろあの台地も将来的には様変わりするんじゃないかなと思っております。そういうような方向で、何か有効な手だてを考えて、早急に実行をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) しっかりと考えを持って、次どのように効果的に使用していくかということを考えながら、検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 4番目に移りたいと思いますけど、新規就農者の受け皿づくりということで、よくどこでもやられていることなんですよ。それで、何か違う観点の方法は考えておられないものかなと思ってですね。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的に、私の考えをちょっと申し述べたいと思います。 新規就農者の受け入れのために、今回、JA児湯のほうがトレーニングハウスをつくって新規就農者の受け入れを始めると。 町としても、対策をとりながら新規就農者を受け入れていくという考えなんですけども、基本的に担い手が少ないというのが、実はもう農業分野だけではないというふうに考えなければいけないというふうに考えております。 新富町で農業公社をつくる、その中で新規就農者を育成をしていくという考え方を持っていますが、基本的に、よそから受け入れるときに、どうしてもハードルを高くしてしまいがちなんです。残高証明を持ってきなさいとか、親の保証をとってきなさいっていうことを言われます。そういうことのハードルをどんどん高くしていった結果、新富町に、農業で新規就農でチャレンジしたいという方が、もし農業に向いていないと気づいたときに、この方たちが、新富町に居づらいからやっぱりもう地元に帰るっていうような方策のやり方は間違っている、そういう方法は改めていかなきゃいけないというふうに考えています。 私は、10人、新規就農で新富町に来られて、この中で3人、新規就農に育った、残りの7人は新富町で生活することに価値を見出して、ほかの仕事でも新富町に残ってもらうような受け皿づくりというのをしていかなきゃいけないというふうに思っていますので、そこの部分で、どういうものができるかということを今からしっかり検討していきたい、少しでもハードルを下げてやっていかなきゃいけない。10人が10人とも農業に行くということが、これは現実論として、大学を卒業して3年間仕事を続けていく人たちの3割ぐらいしかいないんです、普通の一般の企業でも。じゃあ、農業だけが10人入れて10人続くって、そんなことはあり得ないので、やはりいろんな選択肢が選べるような形で受け皿をつくってまいりたいというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 新規就農者とあわせて、都会でリタイアした人たちをどういうふうに受け入れるような考えをお持ちですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これも現在、新築補助とかいうことを、新富町は今行っております。入ってこられたら、100万円補助して家をつくるということで、人口増対策をやっているんですけども、人口はどんどん減ってきているのに、世帯数だけがどんどん増えていると。先ほど言われた空き家対策の観点からも、この家だけが増えて人口が減るというバランスが、本当にこの100万円ていうのが有効にされているのかということを考えたら、やはり外から帰ってこられて自分の家族、お父さん、お母さんとか、おじいちゃん、おばあちゃんの皆さんと同居をするために家をリフォームするとか、外から帰ってこられたときに家族同居するとかっていうところに、しっかりと助成をしたほうが、よっぽど、この空き家対策としてもいい、よそから帰ってこられた方の対策にもいいということで、少し制度の検討をさせていただきたいというふうには考えております。そういう形で、よそから帰ってこられた方たちだったり、現在新富に住まいしていて、二世帯住宅、三世帯住宅にしていこうとかっていう方たちに、しっかりと目を向けていきたいなというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 私は、この前から空き家のこと、ずうっと聞いていますけど、大体300戸程度空き家があると。その空き家の活用するPRは、どういうような形で今なされておりますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在のところ、積極的なPRということをしていません。で、基本的には持ち主さんがいらっしゃるので、今から持ち主さんとしっかり話をして、どのように活用をされたいかという意向だったりを調べていかなきゃいけないというふうに考えております。もしその中で、貸してもいいよと、誰かに貸したいという物があれば、そういう部分については積極的に仲介をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) どちらかちゅうと、私は、攻めが足らんと思うんですよ。だから、空き家情報っていうものを、早目に持ち主といろいろ相談をしたりして、ふるさと財団とかそういうものを通じたり、ホームページとかインターネットを通じたりして、全国に発信して、そういう件数がある程度固まってくれば、定期的に見学会をするとか、将来的に考えたときには、若い人の就農よりもそういうリタイアした人たち、家つき、土地つきで、野菜をつくったり、土をいじったり、花をつくったりして老後を楽しむような生活環境をつくった上でそういう発信をしたら、私は、新富町は住みよい町だということで、現在も宮崎県の中でも新富町ったら、私は、自衛隊はもちろん、ちょっとうるさいときもありますけど、環境的には一番いいところだと思うんですね。やっぱりそこあたりを十分PRしていただいて、早急に空き家を、いろいろ持ち主の方とか話をされて契約入れるなり、場合によっては、昔、親子契約で子どもたちが財産を買い取るような形、親子契約てありましたよね。だから、そういう家があるんだったら、分割でも購入して動けるような形とか、そういうことをしていったら割と空き家対策というのはうまくいくんじゃないかなと思っているんですけど、そこ辺はいかがですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 全国的にはそういう形で、空き家バンクだったりっていって、町が積極的に借り入れだったり空き家を把握をして、それを貸し出すということをしています。 新富町といたしましても、まずは住んでいただいて、それと同時に仕事だったりきちんと環境を整えていくということが大事になってきます。ただ住んでくださいということではなくて、例えば、農業公社で、新富町で新規就農をしたいという方たちとセットにして、家と仕事、研修をする場所の提供だったりっていうことを含めて検討していかなきゃいけない案件だというふうに思っていますので、積極的に取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) いろいろ、町長若いですから、知恵を出してもろうて、そういう形ができるように万全を期してほしいと思います。 それと、農業公社の設立についてという考えについてでも、いろいろ先ほど言われましたけど、それは、時期はどのくらいの中で考えておられるのか、お願いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 農協のトレーニングハウスの状況等々も踏まえながら、どういった形が一番、先ほど申し上げましたとおり、ハードルを低くしっかり受け皿として成り立つか、そして、受け皿としてここでしっかり農業に興味を持ってもらう、本気になってもらうっていう受け皿をつくることが、相手に覚悟の担保をとるのではなくて、来てしっかりと育てるというところを、どのようにつくるのが一番かという検討をしながら、なるべく早目に検討したいというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 農業公社設立ということですけど、これについてはやはり、いろんな形の中で販売から生産から販売確保まで持っていけるぐらいの形をつくって、収益策の向上とか、そういうことを図っていくことは将来的に新富町が豊かになることだと思うんですよね。だから、そういうことについては、いろんな形の中で思案いただいて、できるだけ早い機会ができるように頑張ってほしいと思っております。 それと、3番目の新規作物の導入ということですけど、これについては先ほど言われましたけど、将来的には、年をとればとるほど重いものから軽いもの、例えば、土ものから花とか、そういうような、手の余り重たくないような、かからんような作物の導入とか考えるべき、それと、温暖化に対しての対応策というものを、そういう新規作物についても考えられるべきじゃないかなと思います。そこあたりはどうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、場所によってどういう作物が適当なのかとか、収益性が高いのかというのを検討しながらやっていかなきゃいけないというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 永友正章議員が、食料自給率が38%、で、現在、いろいろ聞くところによりますと、日本の商社が外国の商社に買い負けをしているよというようなことも耳にします。そういうことで、人口が増えれば増えるほど、日本の場合には高齢化が進んで、生産力の低下ということが懸念されているんですよね。そこあたりも十分考えてやっていかんとですね、やっぱり、農業の町は農業の町なんですよ。で、農業で生産性を上げ、飯が食えて、あしたに向けて発信できるような形をつくるような体制づくりというのが、農業公社も含めながら、そういう、何というか、新規作物の導入とか考えていただいたらいいと思います。 それと、4番目の収益の増加対策ということですけど、これについても、町長はどういう考えで今後取り組まれるのか、お願いをしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど申したとおりですね、適材、で収益性が高いと。もちろん、その労力と、人の労働力というのをしっかり勘案しながら経営をやっていかなきゃいけないというふうに考えておりますので、もちろん、どういう作物がいいかというのは、しっかり町としても今後もずうっと検討していく必要あるなというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 今後、薬用食物とかいろんな形の中で、あると思うんですよね。だから、試験場あたりとか、大学の研究室とか、そういうところと連携をとって、やっぱり地球温暖化に向けての対策というのを十分考えて、収益向上対策ということでお願いをしたいと思います。 5番目の商工業者の育成対策について、先ほど申し上げましたけど、このことについては、商工会そのもののお互いの自助努力っというものを前面に出してやるべきということで、この前からも防衛省からわざわざ福岡、熊本、来ていただいて、商工業者の方たちを中心に、もちろん議員も行きましたけど、勉強会をしていただいたんですよね。そういうものをして、新田原基地に基地とかそういう関連、学校関係とかそういうものは納入できるような、場合によっては農家と契約栽培をして入れるとか、そういうことも一つの商工業者の育成対策になると思うんですね。そこあたりはどう考えられますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今回6月に、農業者の年金の上乗せ助成っていうのをさせていただきました。 今回、来年度4月には、商工業に関してもそういう退職金の上乗せだったりというのを検討していきたいというふうに考えております。やはり、自助努力だけでもどうにもならないっていう商工業者もたくさんいらっしゃいます、小規模事業所が。そういった中で、地域に根差した商売として、何らかの手だてができないかというふうには考えておりますので、そこも、商工会の皆さんだったり小規模事業者の皆さんと、しっかり意見を交わしながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 商店街をいかに活性化するかっていうことは、やっぱり人材教育だと思うんですね。そこあたりを十分していただいて、商工業者が、例えば新富町で固まって、場合によっちゃ、そういうホテル経営をするとか、今度、例えばそういう町づくりの中で、ほかから来てもらうも確かにいいことだと思うけど、やっぱり地元でいかにそういう組織をつくり上げていくかということが、今後の新富町の課題でもあると思うんですね。そこあたりについてはどう思われますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) はい、おっしゃられるとおり、そういう団体等が積極的に出てきて、自主的に自分たちの中で運営をしていただくという考えのもと、発展的にやっていただくのは大歓迎でございます。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 商工業者の対策については、そういうことを前向きにどしどし、町長も商工業の仲間だと思いますので、十分、そこ辺は念頭に置きながら頑張ってほしいと思います。 それと、2番目の大規模工事等の町内業者の受注・発注対策ということで、この前から防衛省に行ったときに、登録されているのは1社だけだというような状況なんですよね。それで、これについても受け皿をどういうふうにつくって、どことどこを組ませて、例えばAランクとBランクをして、大規模な工事ができるAとAで組み合わせてするとか、方策があると思うんですよ。大型のゼネコンやらのその下請とか一緒になってやる部分あるけど、町内で起こる、そういう物件については、できるだけ町内の業者が団結してできるような仕組みづくりを早急に考えてほしいと思います。そこあたりはいかがですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 大規模工事発注に関して、地元をなるべく使ってください、これはずっと言い続けていることであります。そういった中で、町内企業に組んでやれよっていうこともなかなか直接的には難しいので、しっかり自助努力をしていただいて、まずは指名願をきちっと出していただく、そしてその中で、熊本支局で出す事業もそうなんですけども、新田原基地自体が発注する事業というのが出てきますので、その額の少ない分だったりを、しっかりと地元に落としていただく、地元でとっていくっていうことを、やはり商工会とともに訴えていったり努力をしていきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) いろいろハードル面でクリアせにゃいかん部分がかなりあると思うんですよ。そこあたりも行政主導によってやるべきとこはやって、町内で発注できるような工事は、町内の業者が受け持ってやるんだというぐらいの形の中でお願いをしたいと思います。 それと、この6番目の政策空き家のことですけど、政策空き家の進捗状況っていうのは、先ほどから資料もいただきましたし、十分わかりました。しかしながら、このことについては、新田地区からも要望も上がっているし、早急に、1年以内ぐらいに話をつけてもらって、運動広場をつくるとか、そういうような形づくりをして、町民が、憩いの場、子どもの遊び場というのを早急に対応してほしいということ、よう聞きます。そこ辺をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 8月31日の日に、しっかり、住まいをされている成法寺住宅についてはお話をさせていただきました。もちろん、住んでいらっしゃる方がいらっしゃるので、じゃ、これを早く1年以内にどいてくださいということはやはりなかなか都合もあります。で、そういった中で、しっかりと丁寧にお話をしながら、もちろん地震に備える安全性の担保だったり、老朽化しているということをしっかり伝えながら移動をしていただいて、その中で今後の整備だったり、今後どうするかっていうことをしっかりと考えていきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 話せば、私は、わかると思うんですね。やっぱり今まで、前の人たちの努力が今やっと花が咲こうとしているんですよね。その努力された結果ちゅうか、それが20年かかっているんですよ。で、町長がかわってかなり進展しましたよね。このことについてはかなり頑張っていただいたなと、私は思っております。で、これについても引き続き、ぴしゃっとした住居を構えてやって、補助するところは補助してやって、住民が納得して快く引き受けて、そういう問題が早急に解消するようにお願いをしたいと思います。 それと、2番目の自衛隊官舎の入居対策ということで、もう口を酸っぱくして言っているわけなんですよね。でも、上新田については全く変化もないような状況なんですよね。それで、私は一度、民間人に貸してくれてはどうだということで、もう話しました。それでも、それもそのままらしいですよ。そういうことも含めながら、せっかくあんな立派な学校もできたことじゃし、有効活用を図るためには、やっぱり自衛隊の官舎というものが一つの受け皿になると思うんですね、学校に対しまして。そこあたりはよろしくお願いしたいと思っておりますけど、自衛隊官舎を見てもらって、どこを改善すれば住んでもらえるのか、どうしてもいかんけりゃ無料化にするとか、無料で住んでいる人もおるわけですから、公平性というた場合には、新富町に住めば全部タダ、無料にしますよっていうような、そういうことも防衛省とかに要求していただいて、全室埋まって、それだけでも新富町の人口は増えるわけなんですよね。そこあたりはどう考えられますか。
    ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほどの成法寺住宅の件で、一つだけつけ足しをさせていただきます。 説明の中では、めどは伝えてあります。1年半ということで、来年度の3月31日をめどにということでお願いはしてあります。現在の状況は、そういった説明を丁寧にしていくということで進めております。その中で、もう引っ越してもいいよと言われる方が、10件程度はもう来ているという状況になります。32件、残ってらっしゃってそういう状況で進めさせていただいています。残りは、やはり1件1件丁寧に状況等々を説明をしながら進めてまいりたいというふうに考えております。 自衛隊官舎の入居対策については、一丁田官舎におきましては、やはり古いと。少し古くてエレベーター等々がないので、まずは、今要望していることは、一丁田官舎をきれいに世帯向けにリフォームしてくれないかということで、国に対しては言っております。そういった中で、リフォームをしてもう一度子育て世代が住みやすいような環境を整えてくださいということでお願いをしてありますので、これも強くまた要望をしてまいりたいというふうに考えております。 1つの原因として、先ほど吉田議員が言われたとおり、官舎のほうが実はアパートで借りるよりちょっと高い設定になってしまうという状況等々もあるようですので、そういったのもしっかり調べながら、自衛隊のほうにどういった方策があるのかというのは検討していきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) パイロットの方なんかは無料だそうですよ。じゃから、パイロットは給料も高いから逆にそっちからもろうてもいいぐらいなんですよ。だから、そこあたりも含めて要望をお願いしたいと思います。 それと7番目の、今後、どのような方向性の中で新富町というものを進めていくのかっということの質問なんですけど、これについてはどう考えておられますか。先ほど言われましたけど、もうちょっと具体的に、こんげなことはこんげすっとじゃってぐらいのことをお願いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど詳しくお話をしたつもりなんですが、詳しくこれはどうかって言われると詳しくお答えができますので詳しくお聞きを、一つ一つのことをきちんと丁寧にやっていきたいと思います。やはり将来の人口減というのを見据えながら、今の年数で、よく言う国立人口問題研究所の統計によると、推測によりますと、今、2年早く人口減少というのが進んでいます、新富町の場合は。あと10年後には、新富町は1万5,000人を切るかもしれないというようなスピードで人口減少が進んでいます。この人口減少をなるべくとめると、是が非でもとめた上で、やはり人口増につなげていく対策をしっかりとっていかなきゃいけないというふうに考えておりますので、その施策を一つ一つ丁寧に考えながら実行してまいりたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 私は、一番手っ取り早い、努力せにゃいかんことは、企業誘致だと思うんですよ。企業誘致することによって会社が興れば、そこにまた人が来て住んでくれる状況があると思うんですよ。それが今、日南市とか高鍋町、いろいろ企業誘致が進んでいますよね。だから、新富町長も4年の任期中に、何件ぐらいのそういう企業誘致をされるか、計画あるのかお願いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私は、企業誘致も大事だけど、一番大事なのは今ある事業所をしっかり育てていくことだというふうに思っています。それと、農業者の担い手をしっかりつくっていくということ。一つ一つそういう細かいことを丁寧にやった町をつくっていきたいというふうに思っています。 もちろん働く場所の確保として企業を連れてこなきゃいけないという考えもあります。そういったのをうまくバランスよくかみ合わせながら、大企業を連れてくればいいということではなくて、やはり、しっかり、今住まわれている方たちが、本当にまずは住んでよかったと思って、その子どもたちが新富町に住んでくれる、そして新富町に関係した人が、「新富、住みやすそうやね」って言って住んでくれる、そういう町にしていきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) それは町長の理想論であって、要するに、働く場所がなければ人は住めないんですよ。だから、やっぱり働く場所を確保するというのが一番じゃないかなと思います。 それと、今、ガソリンが151円かぐらいしていますよね。で、将来10年後っていったら、恐らく水素で走る車が開発されると思います。それで、もう現に宮大でもそういう業者と一緒になって研究が進められております。そういうとこに行って、もう、新富町に来んですか、ぐらいのアピールをしたりして、情報を先取りをして、企業誘致っていうことをやっぱり考えるべきじゃないかと私は思います。いかがですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、企業を、働く場所の確保として企業をつくっていくというのは大事なんですけど、現在の状況をちょっと考えてみてください。養鶏でも農業でもいろんな部門で人材不足っていうのが起こっていて、働き手をものすごく募集している状況です。で、労働生産力が今足らない状況で、また企業を連れてくると、大きい企業を連れてくる、じゃあ、そういう工場系を連れてくる、じゃあ、今ある新富町である中小企業で働き手がいない、事業承継ができないっていう事業所があるわけですよ。そういった中で、またそこから人を引っこ抜かれて、そこが危険にさらされるっていう状況が考えられるわけです。じゃあ、まず何をしなきゃいけないかっていったら、そういう今ある事業所をしっかり雇用対策をするとか、人手対策をするっていうことが今の新富町にとって必要なことなんです。新たのが見ばえがいいんですけど、そういうことではなくて、今ある企業をしっかりとして育てていく、そしてその人たちを雇用できるような体制を整えていくっていうことが今の新富町にとって大事なことだというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) それは、町長の言われること十分わかります。 で、やはり今、東京一極集中なんですよ。やっぱり東京もできる限り人口を減していかんと、今度のようにいろいろ災害があったときにはもろに来ると思うんですよね。だから、そこあたりも含めながら、東京から企業を引っ張ってくるとか、やっぱり引っ張ってくれば人間もついてくるわけですから、そういうことも考えながら、私は、やるべきじゃないかと思いますが、そこ辺どんげですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 人間を引っ張ってきて、本当に人間だけがついてきてくれるならいいですけども、やはりその中で、新富町の企業に対する影響っていうのをしっかり考えていかなきゃいけないと、もちろん働く場所をしっかり確保していくということは大事なので、私は、1番はやはり、先ほどから吉田議員言われるとおり、農業だと思っています。しっかり新富町の農業の担い手を1年間に10人、10年で100人というふうに増やしていくことこそが新富町の将来にとっていいことだというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 10年後の新富町の姿っていうのは、大体町長の頭の中にあると思いますけど、今、差し当たって優先してすべきことは、保育料の無料化とかそういうことを前面に出して、新富町に若い者が来てくれんかと、来て住まんねと言えるような状況を、町長は福祉の小嶋って言われたぐらいの町長ですから、そこあたりも十分考えてやられたらいかがですか。どうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) ありがとうございます。 基本的には、トータル的に、子育てをどうかとか、教育分野がどうだとか、仕事がどうかっていうことをトータル的に考えて、やはり住みやすい新富町っていうのをつくっていきたいと思います。吉田議員のおっしゃるとおり、「新富町に行って住みやすそうだな」とかと言って住んでもらうことを前提として、しっかり考えてまいりたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 保育所の無料化っていうのは、やっぱり早急にすべきことであって、そうすれば若い人も「ああ、新富町は魅力あるな」っということで、住んでくれると思うんですよね。 それと、一緒に考えにゃいかんことは、リタイアしかけた人をいかにリタイアさせずに、あした希望を持って農業したりいろんなことをするっていうことが一番だと思うんでね。で、いろいろ話を聞くと、週に1回か2回、福祉課キラリ体操、一生懸命推進してくれましたよね。あれで、脳の活性化とか筋力トレとかなって、健康寿命が長くなりますよっていうような、いろいろ話を聞いたりするとそういうことが多いんですよね。だから、やっぱりそういう一つの健康に対してのキラリ体操とかそういうものを普及をじゃんじゃんしてもらって、どちらかちゅうと、キラリ体操に私もたまたま行くんですけど、時間がなくて、なかなかよう行きませんけど、男性の方がほとんど少ないんですよ。だから、男性の方も含めて、脳トレを含めて筋トレも含めして、健康寿命が宮崎県、日本で一番長い町っていうのを目指したらおもしろいのかなと思います。そこあたりいかがですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 健康寿命の長い町だったり、福祉的にしっかりいい町だったりっていうことは、もちろん目指していきたいということなので、しっかりと目指していきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 人生は来た道と行く道しかないんですよね。だから、来た道はもう後悔しても始まらんから、あしたに向けて希望を持って、あしたは何やろう、あさっては何やろうって希望が持てるような、やっぱりそういう環境づくり、例えばスポーツであってもいいし、そういう花づくりであってもいい、と思うんですよ。そういうような環境づくりを十分考えていただいて、場合によっちゃ、いろんな花づくりの勉強会をしたりとかそういうことをしながら、老後をいかに楽しみ、健康寿命を長くするかということが一番だと思いますので、そのことについてよろしくお願いしたいと思います。 それと、8番目のため池、河川、地すべり等の調査っていうことは既に終わって、何件か木が生い茂ったり土砂がたまったりしてると、そういうことについてはどういう対策を打たれる考えですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、やるべきことをきちっとやって、災害等々が起きないように、災害のときでも安全確保ができるように、しっかり点検等整備をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 新田の保育所のちょっと先の山を見るとはげ山で、あしたにも地すべりが起きそうな感じがするんですよ。あそこあたりは本当に大丈夫なんですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 多分、成法寺のことを言われていると思うんですけど、もちろんあれ急斜や傾斜地が近くにあるんですけども、あくまでも民間と民間のっということで、これが、なかなか話ができないんですけども、やはり町といたしましては、そのままにやはり不安な部分があるので、しっかり事業者と担当と協議をさせていただいてます。一応、安全性を確保しろということはお伝えをしてあります。そういった状況の中で、やはり安全を担保していかなきゃいけないというふうに思います。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 最近は地球温暖化の影響かなんかで、かなりもう雨が降るにしても、集中的にものすごく降るんですよね。宮崎県は、災害に、去年、今年遭っておりませんけど、いつ何が起こってもおかしくない状況に、私は、あると思うんですね。台風も毎回毎回大型化して、日本の中でも災害がどっかこっかでもう必ず出てますよね。最近、四国、和歌山、三重、あそこ近辺ですよね。そこあたりも見ていると、広島ですか、災害だらけなんですよね。だから、そういうことも想定して、想定外っということを頭に置いてそういう防災活動っていうものを、今後やっぱ努めるべきじゃないかなと思いますけど、いかがですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど少し質問で出た、例えば森林環境税だったり、ああいうのの中で、ああいうふうに、もう山が管理できんから売ったほうがましじゃっというところを、やっぱりしっかり対応していく必要が今からあるんだろうなというふうに思います。そういった中で、やはりああいう急傾斜地だったり危険を伴うところに関しては、条例制定等で、どういう形で保全をしていくかということも検討していかなきゃいけない案件だというふうに思っていますので、またそこについては、議会の皆さんときちんと協力をしながら考えていかなきゃいけないというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 吉田議員。 ◆議員(吉田憲市君) 河川の中州の問題とかいろいろ、議員の方がいつも質問されていますよね。そういうことでやっぱり、河川の立木をとってのけるとか、土砂を掘り起こして外に出すとか、そういうような形をできるだけ早急にして、川が氾濫したら私は終わりじゃと思うから、そういう対策を県とか国に要望しながら、今後、防災対策について尽力をお願いしたいと思います。 これで、私の質問を終わります。ありがとうございました。……………………………………………………………………………… ○議長(櫻井盛生君) ここで暫時休憩いたします。10分間の休憩でようございますか。(「はい」と呼ぶ者あり)いいですか。それでは、再開を14時10分といたします。午後1時59分休憩………………………………………………………………………………午後2時10分再開 ○議長(櫻井盛生君) それでは、時間となりました。休憩前に引き続き、会議を開きます。 本日最後の質問者になります。15番、三浦千尋議員の質問を許します。15番、三浦千尋議員。 ◆議員(三浦千尋君) それでは、質問をさせていただきます。 質問の要旨を先に述べさせていただきます。 さきの西日本豪雨災害に引き続きまして、このたびの台風21号でございました。災害に遭われた方々に心からお見舞いと、亡くなられた方やその御家族の方々に対し、衷心よりお悔やみを申し上げます。また、けさ早朝の北海道の地震でございます。多少でも軽ければと願うばかりでございます。 異常気象と叫ばれて久しく、いよいよ現実を目の当たりにしております。9月1日は防災の日です。くしくも、8月末から9月5日にかけては、防災期間でございました。このタイミングで、しかも本年最強の台風に言葉がないのは、私一人ではないと考えます。まさに、あすは我が身であります。 かくも危うい時代は、世界的に経験させられ、それは東日本大震災を経て南海トラフ地震の脅威も深刻化が増しております。それにしても、気象台は、過去に経験したこともない大災害の危険性を声高に発信しているものの、まだまだその重大性を真にみずからのこととして受けとめていないことも事実であります。それは、日本人、人としてのさがなのかと論調もあります。 つまり、自分の力ではとても太刀打ちできないような恐怖や不安に対し、いまいましい過去を忘れ去ろうとする心情を指し、日本人の精神に無常観が育ったのではと。平家物語には、このような詩がございます。「ただ、悲しけるは大地震なり。鳥にあらざれば空をも翔けりがたく、竜にあらざれば雲にもまた上がりがたし」と記述されているようであります。 そんな状況でありますが、災害への向き合い方にも変化が見られ、備えの工夫と行動こそ人類の知恵としてさらに厳しく想像し、楽観を捨てて将来の安全確保こそ求められることと自覚しなければなりません。 本日は、災害対策を通して地域の医療環境にも言及し、上新田地区、本町の人口減少対策としての宅地確保の問題についても、次の通告のとおり質問をさせていただきたいと思います。 まず、1番目でございます。防災訓練でございます。 各自主防災組織単位との訓練について。 それから、防災会議、いわゆる各地区組織、合同を含みますけれども定例化されているのか。 それから、3番目に災害地への担当者派遣及び実務研修の実態をお伺いいたします。 それから、大きい2番目でございますが、西都児湯医療センター建て替えでございます。 本町の考え方をお伺いいたします。 当概施設は、中核施設として位置づけ、場所、機能の充実を図るべきと考えますが、所見をお伺いいたします。 それから、3番目でございます。上新田地区の宅地確保についてでございます。 既存住宅に、担い手としての若者世代が併設建設のとき、農地に多少でも重なれば建てられないと聞いております。実態を伺うものでございます。 最後でございますが、都会のドーナツ化から田舍のドーナツ化に危機感を持っているということでございます。つまり、どんどん田舎でも人がいなくなるような政策でいいのかという疑問を持っている一人でございます。その対策をお伺いし、壇上からの質問といたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、三浦議員の御質問にお答えをしたいと思います。 本町の各自主防災組織は、町防災担当課を初め、県土木事務所や警察、消防機関等と連携をしながら火災、地震・津波、土石流などを想定した各種訓練を実施をしているところであります。 防災会議につきましては、災害対策基本法に基づき条例で定められているもので、地域防災計画の作成や防災に関する重要事項を審議する際等に開催されるものであります。 次に、災害地への担当者派遣及び実務研修につきましては、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町に職員1名、熊本地震の被災地、阿蘇市に職員3名を派遣し、被災地支援業務に従事をいたしました。 次に、西都児湯医療センター建て替えの件についてお答えをいたします。 当センターは、昭和55年開設以来、約40年が経過し、建物及び設備の老朽化が進んでいるため、現在、移転新築による施設整備の方向で基本計画を策定中とのことを伺っております。 本町といたしましては、当センターは、休曰夜間救急患者の受け入れや、入院治療が可能な、町民の日常生活に密着した医療機関であることからも、施設整備は必要であると考えております。 新病院建設においては、三浦議員もおっしゃるように、西都児湯医療圏の核となる病院として交通アクセスに配慮するとともに、医師確保や診療科目の充実など、医療提供体制の質の向上と、災害時の拠点病院としての機能を兼ね備えた強く安全安心な施設整備を期待しているところであります。 次に、上新田地区宅地確保についてお答えをいたします。 現在、農地の宅地転用につきましては、申請者の個別の状況を聞き取り、農業振興地域の整備に関する法律及び農地法の手続に基づき、進めているところであります。 農振法及び農地法の中で、住宅等を建てたい希望を伺い、申請地の状況を確認し、そのまま転用が可能であるか、また、申請者が対処すべきことをクリアできれば可能なのか、など、申請者とともに検討を行い、県へ事前協議を行っております。 現在、世代交代を迎え、親の近隣に家を建てたい方、また、定住促進事業も相まって、申請相談も増えてきている状況に感じられます。 農業者の農地の確保及び維持という軸を守りつつ、当該農地が現状として優良農地であるか、また今後も農地としての発展性があるかなどを考慮し、住み分けを行い、除外及び転用可能な手法を申請者と共に協議し、可能な農地については手続を進めたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 15番、三浦千尋議員。 ◆議員(三浦千尋君) それでは、順番にお願いをいたします。 防災訓練の件でございます。 組織単位との訓練についてということでございますけれども、県あるいは土木事務所、消防関係等についてはやっていますよということでございました。 少し細かくなりますけれども、ここで、現在、自主防災組織の設立数についてお伺いをいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 総務課長。 ◎総務課長(青木和宏君) 現在、36地区で自主防災組織が設立されております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) まだ、残りが27ぐらいあるんですかね。 それから、海岸部、河川部あるいは内陸部によりまして、随分とロケーションが変わりまして、当然、想定すべき訓練内容というのは違ってしかるべきなんだろうとは考えます。基本部分というのはあろうかと思いますけれども、その訓練内容を想定は、地域によりましてどういう違いを、その中で訓練として利用しているのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 総務課長。 ◎総務課長(青木和宏君) やはり、地域によって環境が違いますので、海岸部、河川部の沿岸地域につきましては、やはり地震・津波対策訓練、それから、急傾斜地が多い地域につきましては、土石流避難訓練、そういう、地域の特性に合った訓練が行われております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) それで、8月4日に、県主催の訓練が行われたと承知しております。どのような内容だったのか、あるいは本町は参加されたのかをお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 総務課長。 ◎総務課長(青木和宏君) 8月4日に、「平成30年度大規模地震時医療活動訓練」というのが、県の主催で行われました。本町は参加しておりません。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) それで、防災会議の件でございます。基本的には、基本法によりまして審議し、あるいは、必要に応じて行う、というようなお答えをいただいております。 ちなみに、平成27年度に、町の地域防災計画を作成をされました。作成後の会議の実績についてお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 総務課長。 ◎総務課長(青木和宏君) 27年5月以降は、防災会議は開催しておりません。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 防災会議の運用計画でございますけれども、この中に会長、ほかのメンバー、あるいはその任期については記載がございますが、本会議の定期的な実施、その回数については規定がないのか、お伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 総務課長。 ◎総務課長(青木和宏君) 防災会議においては、災害対策基本法におきまして、毎年検討することというふうに記載されております。また、必要に応じて地域防災計画書の見直しを行うことというふうになっております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 要は、いつ来るかわからないんですね。いわゆる発生がわからないだけに、これは、せっかくこのような防災会議運用計画というのがうたってあるわけでございます。そのような意味を込めまして、定例的な会議というのは必要じゃないかなという立場で質問させていただいておりまして。 今後の、ですから、予測困難な自然災害には、実施責任者としての義務があるんじゃないかなと思うんです。そういう意味での、定例化するということについては、町長、何か御意見ございましたら。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私も、町長に就任して、この地域防災計画というのを少し読み込ませていただきました。その中で、やはり、やられていないことだったり、現実的でない、見直しをしなきゃいけないことだったりというのがあります。 今回、担当のほうに、しっかり見直しをしていこうと。現実的、事実的にどう行動をしていいかとか、どういう災害のときにはどう初動を動かしていけばいいかということを、検討しながらやらせていただいているので、もう一度、見直しをしっかりしていきたいというふうに思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 改めて、この地域防災計画の第6章に「実施責任」というところの欄があります。その中に、「防災対策活動を実施するものとする」ということですね。そして、「自主防災組織の育成・指導」ともあります。このあたりは、どのような留意がされているのかを、御意見お願いいたしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 町といたしましては、防災士の育成等々で努めさせていただいているということになります。また、自主防災組織の運営・設立に関して助言等を行って、積極的に支援をしているところです。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) この一節でございますけれども、「防災関係機関との連絡調整」で、この関係機関の範囲についてお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 関係機関というのは、新富町、宮崎県東児湯消防、消防団、陸上自衛隊、航空自衛隊、指定地方行政機関、九州財務局、九州農政局、九州地方整備局、海上保安庁など、指定公共機関、日本郵政、株式会社九州旅客鉄道、その他の公共団体、一ツ瀬川水道企業団、社会福祉協議会などがあるというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 関連しますので、後ほど、少し提案も絡めながらまた申し上げたいと思いますが、今後、気象台は、臨時情報を発表したいというふうに、こんなあまりにも異常気象なもんですから、気象台が臨時情報を発表したいと言っているようでございます。そのときの本町の対応で、何か決まっていることがあれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 気象庁とは、直接ホットラインということで、町長と気象庁としっかりつながると、ダイレクトに連絡を調整をするということになっております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) パーフェクトです。 それで、災害地への担当者派遣及び実務研修、先ほどおっしゃいました、いろんなとこに派遣していますということで。結構なことだと思います。 それで、活動期間でありますが、社協の研修ですね。これは、現地でを含めましてどういう状態でしているのかな。といいますのは、後ほど申し上げるかもわかりませんが、いわゆるボランティアの関係でございます。どのような研修が、具体的にはなされているのか、わかる範囲で結構でございますから、教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろんボランティアセンターというのが、社会福祉協議会で受け入れをするということにはなっています。そこの実態把握というのがしっかりできていなかったということで、今後、実態把握だったり、どのように受け入れ態勢を整えていくかということについては、しっかりと協調をしていきたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 先ほど、応援協定につきましてはお伺いいたしました。 関連しますが、対口支援制度という言葉があるんですね。僕も、よく知りませんでした。これは、いわゆる国が支援自治体を決めることというふうに書かれております。これは、本町の認識については、どのように認識しておられるのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 申しわけありません。対口支援制度って初めて今、お聞きをしました。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) それでは、それと関係しますけれども、この総合応援協定、先ほど応援協定というのがございました。総合応援協定というのは、大体100%の自治体が結んでいるなということがわかっているようでございます。 逆に、今度は受援計画はあるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在のところ、受援計画というのはなくて総合協定の中で対応していくということになっております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) この受援計画が、実は一番大切だと。 御承知のように、ボランティアの方々もたくさんおいでいただきますけれども、来られたはいいが、型どおりの対応になってしまっている、あるいはそうじゃないんじゃないかと。本来ボランティアというのは、もう少し違う角度で見なきゃといけないんじゃないかというのが、今うたわれている話でございまして、何となれば、この受援計画というのは、いろんな多様性を、受ける側が考えておかないといけないというようなことで、少し、問題提起をさせていただきました。 ぜひとも、この受援計画につきましても計画していただいて、そのためには、ますますこのボランティアの体制のあり方は、被災地に赴きながら、お手伝いしながらやっぱり体で覚えていくというようなことにしないと、いわゆるデスクプランに終わってしまうというようなことではいかんなと心配のお話でございます。よろしくお願いをしたいと思います。なるべく具体性を持った対応がかないますようにと願うばかりであります。 ここで、今後の防災課題をどう捉えているのかという視点で、ちょっとお伺いしてみたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 何点か課題があるというふうに認識をしております。 一つは、やはり避難をされるときに、避難をなかなかしづらい避難困難者に関して、どのような手順でどのように避難をしていただくかということが、まずは一番具体的な定めがないので、どうするかという具体的な方策は、まずは決まっていないこと。 あとは初動体制。具体的に、新富町の職員がこの行政役場に来たときに、初動でどのようにそれぞれが自立的に動き出すかということの定めが、しっかりわかりにくいということ。 あと一つは、職員の家族、職員等が被災をした場合に、人間が足らなくなった場合に、この協定の中でどのように受け入れを、やっぱりしていくかということで、職員が被災していて、その被災した職員が仕事をしていることが、よく美談になったりするんですけども、本来はそうじゃなくて、やはり職員が被災をされたとこは、しっかりまずは家で対応、自分ところの被災を対応してもらう間に、職員というのをどのように機能的に確保できるか、どのように行政として動いていくかということを確保していくということを、今、しっかりと検討していかなきゃいけないというふうに、課題として認識しております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。
    ◆議員(三浦千尋君) この中で、一つ、二つお聞きしたいと思いますが、特に優先避難者です、優先避難者。これ、日ごろから情報管理というのは、当然なされていることだと思います。個人情報等がありましてなかなかやりづらい、扱いづらいというのはあります。これ災害部局との連携はどのような形になっているのか、お伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) なるべく把握をするように努めているんですけども、なかなかそこの把握というのがうまくいっていません。もちろん、名簿化をするというのが義務化されているんですけども、そこの更新だったりというのをきちんとしていかなきゃいけないというふうに考えております。 ただ、この優先避難者を誰がて決めてしまうと、なかなかこれがまた責任問題だったり、もしものときに、じゃあ、実際助けに行けなかったというときも出てくるんだろうと思います。そのときの、その方が責任をすごく重く持たれるということだったりをいろいろ考えながら、どのような形で避難をしていただくかというのは、慎重に考えていく必要もあるなというふうには思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) そのとおりだと思います。 ただ、やっぱり一番大事なのは、要は、情報がいつでも、あそこにこんな人がいたよねということがわからないと、ますます動きづらいというような問題があると思いますから、やっぱりこれは今後の問題だということに指摘している人がいます。やっぱり、しっかりと、行政そのものはわかるが、災害部局にはその情報が伝わっていない、そこあたりは、もう少し中身で御検討いただければありがたいなと思います。 それと、人口減少がどんどん、まあそういうことですね。結果的には職員数も減る。それでは、どうするのか、対応を、ということになりますけれども、中にはこういう意見もあります。土地勘のある職員の適正配置。言ってみれば、この地区は誰々、この地区は誰々。当然、出身地域ありますから。そこあたりへの配慮というのはどうなっているか教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 新富町ですね、行政分掌だったりいろんな部分で、担当地区というのを決めています。情報把握等々にも、そこを活用したりということでしていきたいというふうに考えておりますし、もちろん消防団だったりがあるんですけども、今度から新しい制度で「大規模災害等の消防団」というので、そういう大規模災害のときだけ、その消防団活動みたいにして活動していくという制度も新たにできましたので、そこの部分も見据えながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) それから、いろんな関係機関というのの中に、実は加えていただきたいというのが、これは個人的な意見でありますけども、この防災士ですね。実は、防災士というのは、もちろん議員の中にも何人かおられますが、もちろん町の予算を使って防災士の資格をいただく場合において、研修費等々もあります。 そのようなことでございますので、ぜひともこの方々に対してお声がけといいましょうか、どういう役割を果たしていくのかというのは、もちろん防災士の仕事の限界もあります。急を要する場合において、それまでの間、防災士が頑張ってくれと。それから、何とかその時期が来たら、今度はボランティアセンターに入って対応してくれというような役割については、大枠分担がもうできておるんですけれども、しかし、いろんな会議の中でお互いの連携をするに当たっては、日ごろからこういう方たちが入ってするということについても、全体の県、国の一つの制度の中じゃなくて、町は町のスタイルがあってもいいんじゃないかなと私は思うんです。そのような意味で、組み込めないのかなという御意見でございます。これから検討なさるにしても、何か御所見がありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) やはり、それぞれの地区で自主防災組織をしてらっしゃる、あとは町内に防災士の資格を取っていただいた方がたくさんいらっしゃるということで、そういった地域の会議だったり、連携をする協議の場を、やはり定期的に持たなきゃいけないというふうには考えていますので、今後、そこを積極的に進めてまいりたいなというふうには思います。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) この件についての、いわばまとめになりますけれども、防災・減災というのは、これはみずからが守ることというのが大前提だということで言われておりまして、これはもうそのとおりだと思います。 しかしながら、いわゆる日ごろからの知識の習得がなかなかできていないと。ですから慌てるばっかりというようなことになりますので、この訓練参加の積み重ねをどうするかというのは、やっぱ行政として一つの役割があるんではないかなという思いがしているわけでございます。 あわせまして、この地区間での連携訓練です。それで、自主防災組織、ありますけれども、自主防災組織同士の訓練のあり方、いわゆる広域でどういうふうに対応すれば、そういう問題についてはできるんだというような事柄も含めまして、もう一歩踏み込んでいただければありがたいと。 それから、先ほど申し上げましたが、この高齢者防災の問題です。 これ、ある意味、これからの地域見守りとも関連いたしますので、高齢者の防災訓練を通じて、ある意味コミュニティーをもう一回そこからつくっていくというような見方も、一つの視点としてはあるんではないかなというふうにも考えますので、改めて、御検討も入れていただければありがたいなと思います。 問題は、自主防災組織も、私どもの地区もそうでありますけれども、なかなか危機感をどう植えつけていくかということは難しくてまだまだ設備できておりません。反省しながらの質問でございました。この件は終わります。ありがとうございました。 それで、西都児湯医療センターの件でございます。 この建て替えの件が、話がずっと出ておりまして、実は、もう、ずうっと以前に、いわゆる医師不足の問題を絡めて、この病院どうすんのという話でございました。これ、改めて確認しますが、これは、西都市の意向重視となるのかを確認させていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 西都市100%出資でございます。その中で、やはり尊重すべきは、西都市の希望だというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) この協議会でございますが、この進捗と、いわゆる関係自治体ですか、この方たち等の御意見のさまというのはいろいろあろうかと思いますけれども、何か御紹介いただけるものがあればお願いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、新富町といたしましても、ほかの市町村も、使うに当たっては、交通利便性が高いところだったりということを望んではいらっしゃいますけども、もちろん一番優先すべきは西都市の意見だということになりますので、もちろん新富町といたしましても、できれば新富町も使い勝手のいいというところで検討していただければというお話はさせていただいております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) この西都児湯医療センター、これの取り扱いの診療科と医師の人数、何が専門なのかというのがわかっておりましたら教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当課に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 西都児湯医療センターの現在の診療科と医師の数についての御質問にお答えしたいと思います。 現在、センターのほうでは、脳神経外科、それから呼吸器内科及び消化器内科、それから循環器内科、整形外科、麻酔科の診療科を標榜をしております。 脳神経外科につきましては常勤の医師が2名、呼吸器内科・消化器内科については2名、循環器内科1名、整形外科1名、麻酔科1名の、常勤医につきましては、計7名となっております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) ありがとうございます。 それでは、この当該施設でございますけれども、いろいろ、こういう地域医療の中で出てくる言葉に、中核施設・中核病院というような言葉が出てきます。これの位置づけなんですけれども、これは、そもそもこの西都児湯医療センターというのは、中核施設としての機能があるのかないのかを教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) なかなかこの中核病院というのは難しくて、自分で言っているところだったり、まあ、正式にこの中核病院という定義が、きちんと実は決まっていないというのが多分現状だというふうに思っています。2次医療とか3次医療という圏内ではあるんでしょうけども、中核病院ということは、なかなか定義的には難しいかなというふうには考えています。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) それでは、高次機能病院という言葉も時々出てきます。これを指定されているところというのは、どこがあるのか教えていただきたいし、そこまでの距離、時間についてわかりましたら教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 高次機能病院というのも、定義としてなかなかこれが難しい、余り聞かないというか、言葉としてはあるんでしょうけど定義としてはなかなか難しい定義なのだろうなというふうには認識しております。 特定機能病院ということであれば、宮崎大学医学部附属病院ということで、清武にありますので、かなりの時間がかかるというふうには認識しております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 要するに、この中核施設の中に役割というのが若干触れてある部分がございます。要するに、地域の診療所を含めまして、医師の派遣がかなうぐらいの内容であるべきだというのが、一つの考え方がございました。じゃあ、もちろん、だからわかります、この西都医療センターが、そういう医師の派遣をするほどの力があるかといったら、多分ボリューム的にもないでしょう。ということは、そうじゃないということを前提にすると、この先ほどもおっしゃった高次のが、仮に医大の医学部だったとした場合は、大体これはもう、やや、やばい場合はもう間に合わんというようなことを覚悟する地域だというようなことになる。 ですから、そういう意味をもちまして、それでは、西都児湯医療センターについては、この中核施設的役割を持たせるべきじゃないかと。もとより、皆さん御承知のように、この西都児湯、これは救急病院で、言ってみりゃ、県内で一番最初にできた病院ですよね。ですから、もともとに、やっぱりこのコンセプトに戻って、ここからやっぱこの地域医療を見守っていただきたい、というようなことをすることが大切なんじゃないかなということの私の問題提起でございます。 改めて、ちょうど建て替えの時期でございますのでしっかりと、しかもあの当時検討されたのは、要は、いわゆるベッド稼働率からいえば、六十数%ぐらいが西都市内の方でした。新富は幾らあるのといったら10%ぐらい、あと、高鍋がたしか七、八%ぐらいだったかなという記憶です。 ということは、西都児湯救急医療じゃないんですよね。西都救急医療センターというようなことです。しっかり、この名前がついている限りは、その役割を果たしてもらいたいということであるとすれば、じゃあ、場所であっこがいいのかということの問題提起でもあるわけでございます。ぜひとも、みんなが使いやすい場所にということで、しっかりと町長も頑張っていただければありがたいなと思いますから。 しかも、いろんな県道も走っておりますけれども、要は、県と一時間構想の道路でもございます。それが大いに活用すべきではないかなと思いますし、将来的にはどうなるかわかりませんが、ぜひともつくっていただきたいこのスマートインターチェンジとのかかわり合いについても、一つの大きな商品に私はなるんじゃないかと思いますので、あわせてお願いをしておきたいと思います。 それで、次に、少子化対策ということで言われて久しいんでありますけれど、そもそも産婦人科、産院というのがどこにあって、どれぐらい時間がかかるのか教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 高鍋がなくなったので、はまだレディスだと住吉まで、今は行かなきゃいけないということになる、西佐土原もなくなったんですかね、今。住吉だと思います。 担当課に答弁させます。 ○議長(櫻井盛生君) いきいき健康課長。 ◎いきいき健康課長(山本茂人君) 近くの産婦人科、どこがあるかということですけれども、今現在、登録としましては、西都児湯医療圏域では、高鍋町の1医療機関というふうに聞いております。また、近隣におきましては、宮崎大学医学部の附属病院、それから宮崎市郡医師会病院、宮崎県立病院、古賀総合病院のほか、はまだレディスクリニックなどの12の医療機関、この12は、全て宮崎市内に当たります。そういったところになるかと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 事ほどさように、子どもを産む環境でないというふうに申し上げなければなりません。どうやってそういうものを、どこであれば、それを、先生がいらっしゃるような能力を持たせるかという話でございまして、これは単院ではなかなか難しいなということであれば、私は、こういう、せっかく今回建て替えをするということであれば、この中に産婦人科も入れてもらったらどうなんだろうかと。 というのは、先ほど申し上げましたように、例えば新富に妊婦の方がおられて、いざというときになって30分も小一時間もかかるようなところでは、もうはらはらで、多分親も「もう、あんた、こっちじゃ子は産めんぞ」というような話になってもいかんから。であれば、そこから少し、インフラをやっぱりもう少し考えてあげるということにしないと。 長計の中に、第2節の健康福祉の欄ですけど、医療体制が77%であって、その次に、このいわゆる子育て世代にいいところというのが62.4%あるんです。ですから、ほとんどそれは、今までこの、10年か何か知りませんが、捨てられた状態になっております。 もう一回、私は、住民のニーズでここにあるんだということを、みんなで確認をしていったらどうかなというふうに考えるものであります。その他の単科につきましては、少しずつは増えつつありますけれども、やっぱり、少子化と言ってなかなか少子化に歯どめがかからんわけですから、かける努力だけはみんなでやってみたいなと思いますけど、よろしく御検討賜ればと思います。 要するに、医者、看護師が24時間体制ですね、診療が、往診や連絡ができる施設整備を促すということが、ある意味私たちの仕事じゃないかなということを考えるわけでございます。 提案ともなりませんが、まず、先ほど申し上げましたが、中核施設とするのかどうなのかということであります。この問題は、先ほど含めまして産科の常設についても一緒にあわせて、改めてもう一回お願いをするものでございます。 それから、この西都児湯センターが救急病院でスタートいたしました。そういうことを絡めますと、これが、私どもの場合は、防衛があるというようなことで、この防衛予算というのは使えるのか使えないのかという何か御意見ありましたら、よろしくお願いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 救急病院については、市郡医師会病院が、今移転の話も出ているということも含めて、やはり西都医療センターに関しては、重要な救急病院だということの認識は同じく持っているところであります。防衛の事業が使えるかどうかということについては、もちろん範囲内ですので、障害防止としての防音サッシの並行工事であれば可能だというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) そうですよね。ですから、もう一声といいましょうか、隊員の健康管理につきましては、隊内にありますから、その中でやっているとおっしゃらればそれまでなんですけど、やっぱり医務官、まあ、退職者のほうを含めてしっかりと採用していきながら、医師の確保ということについては、以前も問題がありましたように、何とか1人でも2人でもという努力をした経緯がございました。 そのようなことで、改めてこの防衛予算についての新しいメニューを探してでも、一緒になって、西都とですね、おやりいただければありがたいなと考えております。できれば、次の災害が可能性の少ないとこ、それから、ひょっとしたら今回また線引きが再告示あるかもわかりませんけど、再告示に関係ない場所とかいうようなところに、ぜひ努力をいただければありがたいと、このように考えます。 あわせまして、再編予算につきましても、ただいまのところは事項要求にとどまっているというようなこともございますから、どうぞ復活折衝に向かって、いろんなこの防衛事業につきましては取り組んでいただければと思いますけど、町長の、この何か御所見を。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、まずは、先ほど申し上げましたとおり、西都が主体的に考え、やはり一番は西都の思い、西都市長、西都市民の皆さんの思いが一番優先されるべきだろうというふうに考えております。 もちろん新富町としましても、先ほど申し上げましたとおり、市郡医師会病院がなくなる等々だったり、町民の皆さんの利便性だったり、健康増進のために救急医療をというのは、非常に重要なものだと思いますので、積極的な協力というのは惜しまないつもりでありますので、その中でもやはり、少しでも新富町の町民の皆さんが使いやすいというところを、西都市の市長と協議をしていきたいなというふうには思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 御承知のように、沖縄振興費というのは、来年度はどうやら6%ふえて3,490億円。3億円もないですもんね。みんなで頑張りましょう。この問題につきましては、町長も公約の中に触れておられますように、専門病院の誘致に力を入れたいというふうに触れてございますので、頑張って、最終的にはこれもやっぱ災害にも強い町ということにも裏腹でしょうから、よろしくお願いを申し上げたいと思います。この件については終わります。 次に、宅地確保の問題でございます。これ、先ほど申し上げましたように、既存住宅の担い手として若者世代が帰りたいなと言うんですけど、なかなか帰れない。それは、もう家が建てられんが、宅地がないというような話なんです。これは、農地に多少でも重なれば建てられないのかなということをおっしゃっているわけです。実態をおわかりの範囲で教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 原則的には、農地にかかるとなかなか家を建てるのが難しいということの認識でございます。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 農業委員会事務局規程の第5条の27でございます。「建築確認に値する建築物の規定及び範囲」についてと、28番の「農業委員会の権限に属する事項」について教えていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) 一応建築確認等々につきましては、転用のときに確実性があるということから、図面等とか、そういったのを確認しながら実情に合わせながら、お互いそういった計画性が妥当であるものなのかということ等踏まえながら進めていくという一つがあろうかと思います。 それで、また農業委員の権限につきましては、大体、法律の農地法に伴う農地の権利の移動等も農業委員会の許可・承認等があるでしょうし、あと、基盤強化法につきましても、農業者にちょっと主眼を置いた賃貸借等の農業委員会等の権限がある。さらに、新富町で該当するものが、可能性が今後あるといいますと土地改良法、その中の交換分合等そういった許可関係がまた出てこようかと、こういったものが大体主なものと考えておるとこです。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 関連しますのでもう少し。この権限と、いわゆる現実とにで、若干矛盾があるような感じがするんです。その11の中にありますけれども、利用関係の和解に対する担当課としての見解がありましたらお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 暫時休憩といたします。午後2時53分休憩………………………………………………………………………………午後2時54分再開 ○議長(櫻井盛生君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(壱岐進君) 済みません、先ほどの三浦議員のほうの仲介等です。あくまでも、先ほど農業委員会の権限の中に、農業委員会等を通し、利用権の設定、そういった形であっせん等とか貸し付けとかしていくわけなんですけども、そういった、農業委員会を通った案件につきまして、いろいろと地権者と耕作者の間でいろいろ問題点が出てくることも当然出てきとると。その中で農業委員等が入りながら、相談と、じゃ解決に向けて和解等進めていくということで、そのような形になっておるところです。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 要するに、相談からするともう、どう一歩も二歩もずらんと。それで、この、農地の確保も理解はいたします、私も。当然だろうと思います。ところが、宅地の下の道路に接しているような数十坪、わずかって言ったらいかんけど、数十坪ぐらいでも、その農地が宅地への変換というのはそんなにできないんだろうかと。親を守り、農業の担い手もしようとし、子育て世代がゆえに、将来につながる、私は責任ある行動だろうと。そのお子さんに対しては大いにエールを送りたい。御所見がございましたらお願いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(壱岐進君) 今、三浦議員が言われたのが、大体、私どもが、まず農地管理課のほうでいきますと、農振法のまず壁が1つあろうかと思います。農業委員会事務局としては農地法の壁。この二つの中で、農地を守るというスタンスの中で、まずスタートが始まるわけなんですけども、いわゆる、最初に、机上の中というか、何といいますか、法律の中で言いますと、当然、三浦議員の言われるとこからも始まるわけなんですけども、現状ですね。ただ、私どもも今いろいろと、特段農業者を守るというところは心に置きながらも、やっぱ先ほどからいろいろな質問等でもきょう1日かけて出ておるとおり、社会の実情というのが、どこの町も今、人口対策、そして地域によっては、地域の中のまた人口的なそういった後継者対策というのも1つあろうかとも思います。それぞれが、また調べていきますと、農業者については特別な27号計画とか、いろいろまた手法が出てきたりします。 さらに、さっき言った「少しでも」というとこも、農業者に周りの方が、特段農業の効率化とか集積に伴う差し支えがない。周りの方が影響もないし、発展性的に今後そこが崩れたからによって発展の広がりがない。そういうことであるものについて、当然現場を確認します。そこ辺重視しながら、法の中でがっちり固めるんではなく、やはり農業のほうを守るということは、当然心に置きながらも、そういった実情を加味しながら現場に出て、できるとこできないとこをすみ分けしながら、いろいろ手法を考えながらやっているというところが、今の現状でございます。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 苦しいよね。 ここで、過去の農振除外状況、相談の概要をちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) 今、農振というほうで言われましたので、農振除外につきましては、ちょっと25年度から簡単にまとめてみました。簡単にちょっと除外のほうを、ちょっと項目が多くなりますので、除外と用途変更を言わせていただきたいと思います。 25年度につきましては除外が1件、約534平米が1カ所でありました。26年については、全体見直しのためなかった。この2カ年については、定例的に見直す期間で、農振の除外等はとめなきゃいけないということで、件数が少ない年であったということで。それから、27年につきましては、除外案件が6件の約2万1,000平米、そして用途変更につきましてが4件の3万平米です。28年度につきましては、除外が3件の約3,000平米と。29年度につきましては、除外が7件の1,500平米程度、そして用途変更が8件の3,500平米程度という形で、本年度の、今直近の状況におきましては、除外が1件の470平米と、用途変更が4件の1,100平米ぐらいになっております。 大体、除外につきましては、住宅とか事務所等が主なものでありまして、用途変更につきましては、近年多いのは畜産等のクラスター事業もありまして、今、ちょうど世代がかわってきておると。畜舎床を規模拡大したいという中で、先ほど言ったようないろいろな手法を考えながら、少しでもそういった形で農業者として、家が、後継者として成り立つような形で、用途変更でできるものは広げていくという形なために多くなっておる状況です。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 改めて申し上げますが、この農業振興の立場からのはよく理解いたしました。ただ、本家の直近、農地に、担い手、またはふるさとを守り支えるために、わずかな面積でも住宅健設をすることというのは、農業振興に重大な影響と捉えるべきなんだろうかと思うんです。どちらが農地を守って農業発展に寄与するものか、所見をお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほども担当課が申し上げましたとおり、実情に合わせて、もちろんいろんなことを加味しながら相談を受けているという現状があります。 そして、私が就任したときも農業委員会のほうにお願いを申し上げたのは、取得面積の下限面積をきちんともう一回考えてくださいということと、やはり後を継ぎたいと、農業担い手やりたいという方たちの農地に関しての転用だったりというのを、きちんとやはりやれるような努力は、農業委員会のほうでも検討をしてくださいというふうには話をしておりますので、もちろん、農業という、農地を守っていかなきゃいけないというほうの趣旨をしっかり考えながら、やれるところをきちんとやっていくというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 農業委員会の主な業務の中の4に、「関係行政機関等に対する農業委員会の意見の提出」の中に触れられているのが、「関係行政機関または関係地方公共団体に対して、農地等利用最適推進施策の改善について必要なときは具体的な意見を述べるものとする」と、こうあります。このことは、このような事案を鑑みた場合、どういうふうに理解すべきか教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(壱岐進君) 意見の提出という関係ですので、やはり農業委員会のほうも、総会等で検討する中で、町に対するいろいろな方向性とか、そういった農業の施策等の意見書も出すことが、恐らく、ちょっと新富町の場合、まだなかなかそこまでいく案件が近年ないんですけども、やっぱそういう事案等について、町のほうにも意見を上げながらお互い先に進めていくというようなことも、当然ある一つではないかと考えてはおります。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 三浦議員。 ◆議員(三浦千尋君) 2番目に苦しいな。 この宅地の確保というのは、僕は町も田舎もあまり変わりないなと思っているんです。要は、時々町長がおっしゃっている土地利用計画、これをどうするかです。ですから、これをなるべく上位の計画の中に、やっぱ織り込んでいただきたいと思います。でないと動かん。そんなことを考えますので、人口減少社会でございますから、ぜひともこの行政サービスの量と質も変化をしているわけですから、改めて御検討いただきたいと思います。 あわせまして、この件の解決をどうやってしていくのかということを、なるべく早目に解決を求めたいと思いますので、町長に所見は求めませんので、わかってらっしゃいますから、よろしくお願いします。 これは、ちょっと立場は違うんでありますが、上小跡地をどう使うかということは、また後段で別の同僚議員が質問してくれると思いますけれども、言ってみりゃ、宅地に一番いい場所だなということも考えます。検討委員会の進捗を注視しているところでありますが、この時点での予断を持つことは、ちょっと差し控えたいなと思いますが、人が地域を育てるのであって、地域は人を育てません。地域は住む人があってつくるものだというふうに考えます。人がいないのに、人がいたことを前提にしたような事業というのは、私は無意味だなと考えます。 そんなことがございますので、誰が地域を継承するんですかということを第一義的には考えていただきたい。法を越えて、誰がその地区を守るんだという思いをしっかりと持って、それを持って県、国と対峙していただければありがたいかなと思っておるところでございます。 終わります。 まとめをさせていただきますが、新たな町長を迎えました。町づくり拠点として捉えるべきこのサッカー場の問題、フットボールセンターの計画が具現化に向かいました。町の発展が、夢見る時期から創生と期待を持つ今日であります。 一方では、災害への備えというのは、人命・財産を守る唯一の手段という意識を育んだものにしなけりゃなりません。備えの必要性は今日叫ばれるようになったのではないかなと思いますが、なぜ同じような災害被害が発生するのかという問題でございます。 こういうものが方丈記にありました。「月日重なり年経にし後は、言葉にかけて言い出づる人だになし」と鴨長明がおっしゃっているそうでございます。つまり、忘れるんであります。9月1日付の日本経済新聞に取り上げられておりましたことを紹介申し上げたいと思います。 さて、予想される南海トラフの地震でございますけれども、死者・行方不明者は32万人、浸水は1,015平方キロメートル、帰宅困難者につきましては、中京・京阪神でさえも380万人。これを、関係自治体を加えると、想像をはるかに超えることを確認したいと考えます。 少なくとも人命は守りましょう。そのための継続した訓練、あるいは災害地での現実を体感しながら備えようではありませんかと申し上げてきたわけでございます。含めまして、ボランティアのやり方、医療サービスの備え、これは焦眉の急であるということで、改めて申し上げたいと思います。以後、以前申し上げましたけれども、災害の備えというのは台風と地震を同時に想定することにあるんだよということは、何度か申し上げてまいりました。それは、台風は予期できて、地震は100年先なのか明日なのか、今日かもわからない、そんな状況を想定するわけでございます。今日から備えましょう、継承しましょうということでございます。決して人災にはしてはならないことを強く指摘して質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(櫻井盛生君) 以上で、本日の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(櫻井盛生君) 本日の議事日程は終了いたしました。 あすも引き続き一般質問で、3名の方が登壇をいたします。 本日はこれにて散会いたします。午後3時07分散会──────────────────────────────...